「水素エンジン」搭載のカローラスポーツが、富士スピードウェイを走った

スーパー耐久シリーズに参戦する「水素エンジン」搭載のカローラスポーツ
スーパー耐久シリーズに参戦する「水素エンジン」搭載のカローラスポーツ全 15 枚
4月28日、スーパー耐久シリーズのテスト走行がおこなわれた富士スピードウェイで、「水素エンジン」を搭載したトヨタ『カローラスポーツ』がお披露目された。5月21日から23日に開催される「スーパー耐久シリーズ 第3戦 富士 24時間レース」で正式デビューとなる。

水素エンジンはガソリンエンジンから燃料供給系と噴射系を変更し、水素を燃焼させることで動力を発生させる。燃料電池車の『MIRAI』も水素を使用するが、水素で発電しモーターを駆動させる電気自動車であるMIRAIとは異なり、よりガソリン車に近い。

一方で、水素エンジンは燃焼がガソリンよりも速く、応答性が良いという特徴を持つ。また、ガソリンエンジンでも発生するごく微量のエンジンオイル燃焼分を除き、走行時にCO2は発生しない。優れた環境性能と「クルマを操る楽しさ」を両立する、としている。


テスト走行に現れたのは「32」のゼッケンをつけたホワイトカラーのカローラスポーツだ。一見するとノーマル車のようだが、前後フェンダーが『GRヤリス』のように大きく張り出し、リアウイングも備わる。またマフラーがセンター1本出しというのも大きな特徴だ。

ロールケージが組まれたリヤシートには水素タンクが搭載されており、衝突保護のためのガードがリヤウインドウからのぞいている。搭載される水素エンジンは、1618cc、直列3気筒インタークーラーターボ。燃料は圧縮気体水素となる。

水素エンジンカローラスポーツは、モリゾウこと豊田章男社長率いる「ORC ROOKIE Racing」から参戦する。5月21日に開催されるスーパー耐久での走りに注目だ。

《レスポンス編集部》

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