京成スカイライナーAE形が営業運転で初入線…ミステリーツアーの行き先わかった?

京成線ミステリーツアー
京成線ミステリーツアー全 16 枚

「たぶん京成スカイライナーAE形を使って千葉方面へ行くとは予想できた。でも、まさか千原線ちはら台まで入線するとは…」

【画像全16枚】

祝日「昭和の日」の4月29日、9時07分。京成上野駅を発った京成スカイライナーAE形は、いつもの空港連絡特急とは雰囲気が違い、鉄道好きや京成ファンでにぎやか。新型コロナ感染症対策として会話ははばかられるが、気持ちは高まる。

これ、京成電鉄と京成トラベルサービスが企画した「ゴールデンウィーク 京成線ミステリーツアー」だ。そのツアー名のとおり、参加者たちには、車両も行き先も知らせず、「当日に乗ってみて初めてわかる」というわけ。

冒頭のことばは、京成上野駅を発車して、1時間後の参加者のことばだ。京成上野を9時07分に出たAE形は、「予定臨時列車用に確保してある、かつてのシティライナーと同じ筋」で京成本線を津田沼まで行く。

青砥・京成高砂・京成津田沼と、京成本線と他路線が分岐・合流する駅の手前で、乗務員が「さて、どちらに行くのでしょうか」とアナウンス。「車内ディスプレイの前面展望に注目を」と伝えると、参加者は「どっちへ行くんだ?」と車窓とディスプレイに見入っていた。

10分間隔で走る千葉線、通常ダイヤのなかをAE形が行く

京成津田沼で「京成線ミステリーツアー」AE形は千葉線へと転線。およそ10分間隔で走る千葉線の通常ダイヤのなかをゆっくりと走っていく。

今回の「京成線ミステリーツアー」AE形は、京成津田沼駅を9時35分に出るちはら台行きと、同駅を9時45分に出る千葉中央行きの列車の間を行く。千葉線内は列車退避設備のある駅などがないから、通常の各駅停車とほぼ同じ調子で走っていく。

いよいよ千原線へ、AE形が営業運転で初入線

AE形はかつて、イベントツアー列車として京成千葉線に入線した実績がある。今回、ツアー参加者たちを驚かせたのはこの先。「京成線ミステリーツアー」AE形は千葉中央で初めて停車(運転停車)し、ちはら線へと入線した。「AE形で客扱いする営業運転列車として走るのは初めてのこと」という。

この京成千原線は、もともと昭和初期に小湊鐵道が免許申請し、のちの千葉急行電鉄が開業させてきた路線。平成になって大株主だった京成電鉄が経営を受け継ぎ現在に至っている。京成線ミステリーツアー:ちはら台駅京成線ミステリーツアー:ちはら台駅

ちはら台駅で1時間滞在し、千葉中央駅で解散

千原線はもともと複線で設計されたことから、単線区間でももう1線ぶんの線路敷設スペースがある。そんな軌道や、JR外房線と立体交差する車窓を愛でながら、10時12分、「京成線ミステリーツアー」AE形はちはら台駅に到着した。

約1時間の滞在のなかで、参加者たちはオリジナルグッズ販売や、ちはら台駅にとまるAE形を記念撮影するなど、楽しい時間を過ごしていた。撮影場所として、一般の人が普段は入ることのできない、京成の事業所の敷地が提供された。

そして11時25分、「京成線ミステリーツアー」AE形は折り返しちはら台駅を出発。千葉中央駅でツアーが終了し、参加者たちは参加記念乗車証やルノベルティ、京成線全線一日乗り降り自由の「ワンデーパス」などを手にし、それぞれ解散していった。

今回の「京成線ミステリーツアー」は、旅行代金大人4000円、子ども3000円。 用意していた席はほぼ完売で、参加予約者数は176人。約180人を乗せて、京成本線・千葉線・千原線を走り、AE形が「市原市内に初乗り入れ」を果たした。

また、参加者の顔ぶれは、未就学児から小学生、ファミリー、鉄道好きと思しき中年男性の単独行とさまざま。世代や性別を超えた参加者たちが、2人がけ座席に1人ずつ着席し、「京成線ミステリーツアー」を体感した。

《レスポンス編集部》

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