トヨタとレクサス、新型SUVを米国で生産へ…3列シートの8名乗り

TMMIで現在生産中のSUVはセコイアとハイランダー

新型SUVには電動パワートレインや部分自動運転システムを搭載

新型SUVの生産準備などに8億0300万ドルを投資

トヨタの米国インディアナ州のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インディアナ(TMMI)
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トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は4月28日、米国インディアナ州のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インディアナ(TMMI)において、新型SUVを2車種生産すると発表した。

TMMIで現在生産中のSUVはセコイアとハイランダー

トヨタ・セコイア 現行型(参考)トヨタ・セコイア 現行型(参考)

TMMIでは1998年、トヨタブランドのフルサイズピックアップトラック、『タンドラ』の生産を開始した。トヨタの同工場への累計投資額は、66億ドルに達している。 TMMIは現在、全車ハイブリッドの大型ミニバン、『シエナ』をはじめ、中型SUVの『ハイランダー』と『ハイランダーハイブリッド』、フルサイズSUVの『セコイア』を組み立てている。年間生産能力は42万台以上だ。

このうち、ハイランダーとハイランダーハイブリッドは、『RAV4』の上に位置するミドルクラスのSUVだ。現行ハイランダーは4世代目モデルで、2019年春、ニューヨークモーターショー2019で発表された。ハイランダーハイブリッドには、「TNGA」の直噴2.5リットル直列4気筒ガソリン「D-4S」エンジン+モーターの新世代ハイブリッドシステムを搭載している。

トヨタ・セコイア 現行型(参考)トヨタ・セコイア 現行型(参考)

また、セコイアは、フルサイズピックアップトラックのタンドラと車台を共用するトヨタの米国における最上位SUVだ。『ランドクルーザー200』よりもひと回り大きな車体には、3列シート、最大8名乗車が可能な室内を備える。現行の2世代目モデルは2007年秋、ロサンゼルスモーターショー2007で初公開された。2018年のシカゴモーターショー2018では、大幅改良を施した2018年モデルを発表。パワフルな5.7リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載している。

新型SUVには電動パワートレインや部分自動運転システムを搭載

トヨタ・セコイア 現行型(参考)トヨタ・セコイア 現行型(参考)

トヨタはこのTMMIにおいて、新型SUVを2車種生産する。ひとつはトヨタブランド車、もうひとつは同工場初のレクサスブランド車となる。新型SUVは、アクティブな「ジェネレーションY」のアメリカンファミリーを視野に入れて開発されており、室内には3列シートを備える。

トヨタとレクサスの新型SUVは今後、正式発表される予定だ。両SUVは、トヨタとレクサスの多様な電動パワートレイン車のラインナップに追加され、トヨタが実現を目指す2050年までのカーボンニュートラル目標にさらに一歩近づくのに貢献するという。

トヨタ・セコイア 現行型(参考)トヨタ・セコイア 現行型(参考)

トヨタとレクサスの新型SUVには、最新のテクノロジーが導入される。一定の条件下で、ドライバーのハンズフリー運転を可能にする部分的な自動運転システムをはじめ、ドライバーがスマートフォンを利用して車両を遠隔駐車できるリモート駐車システム、ユーザーのスマートフォンをキーに変えて、デジタルで車両を共有できるようにするデジタルキーなどが採用される。トヨタとレクサスの新型SUVは、最大8名が乗車できる。

新型SUVの生産準備などに8億0300万ドルを投資

トヨタ・セコイア 現行型(参考)トヨタ・セコイア 現行型(参考)

トヨタはTMMIのプリンストン工場に8億0300万ドル(約875億円)を投資し、1400人の新規雇用を創出する計画だ。8億0300万ドルの投資は、新型SUVの生産に向けた製造ラインの準備、従業員のトレーニング、サプライヤーの支援などに充当される。

TMMIでは、すでに7000人以上を雇用している。今回の投資により、さらに1400人の従業員が採用され、2台の新型SUVを生産する能力が強化されるという。TMMIは、生産する車両の種類だけでなく、生産プロセスでも、カーボンニュートラルを達成することを目指している。TMMIではCO2削減プロジェクトに400万ドル以上を投資し、今後さらに270万ドルを追加投資する計画だ。

トヨタ・ハイランダー 現行型(4世代目・北米仕様)トヨタ・ハイランダー 現行型(4世代目・北米仕様)

トヨタモーターノースアメリカの小川 哲男 社長兼CEOは、「今回の投資と新車のラインナップ拡大により、電動化を継続する。2025年までにラインナップを全世界で約70モデルに拡大し、カーボンニュートラルに向けた取り組みを加速しながら、顧客のニーズを満たしていく」と語っている。

《森脇稔》

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