オペレーターの脳波を分析、鉱山運行管理を高度化へ 日立建機が豪社を買収

鉱山(イメージ)
鉱山(イメージ)全 3 枚

日立建機の連結子会社のウェンコインターナショナルマイニング(カナダ)は、スマートキャップテクノロジーズ(オーストラリア)を買収した。スマートキャップテクノロジーズは、ダンプトラックなどのオペレーターの脳波を分析して疲労を検知する技術を持つ。日立建機が6日に発表した。

日立建機とウェンコは、スマートキャップの買収で、鉱山の安全性向上に寄与するソリューションを強化し、鉱山運行管理システムの高度化を図る。例えば、疲労状態を考慮した人員交代のタイミングや負担の少ない走行ルートを、鉱山運行管理システムが自動的に作成してオペレータに指示することができるようになる。

スマートキャップの技術は、ヘルメットなどに疲労検知デバイスを装着し、オペレーターの脳波の変化から疲労度をリアルタイムに検知する。これまで鉱山などで長距離を運転するトラックオペレーターなど5000人以上の使用実績がある。

オペレーターの疲労を検知する手法は、自動車を中心にカメラ映像を分析する方法など、さまざまな手法が提案されている。スマートキャップの技術は脳波を活用するため、オペレーターの運転中の姿勢の変化や身体的特徴などの影響を受けずに、安定して疲労度を検知できるのが強み。

《レスポンス編集部》

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