レクサス、EV専用の新型車を2022年に発売へ…「DIRECT4」採用

レクサスLF-Z Electrified
レクサスLF-Z Electrified全 17 枚

レクサス(Lexus)の欧州部門は5月18日、2021年内にブランド初のプラグインハイブリッド車(PHEV)を、また2022年にEV専用の新型車を発売すると発表した。

【写真】レクサス LF-Z Electrified(全17枚)

このうち、2022年に発表予定の新型EVには、レクサスの次世代電動化技術「DIRECT4」を採用する。DIRECT4は、レクサスのドライビングシグネチャーを実現するための中核となる電動テクノロジーで、EVコンセプトカーの『LF-Z Electrified』でデビューした。

DIRECT4は、ハイブリッドで培ったモーター制御技術を軸として、パワートレイン、ステアリング、サスペンション、ブレーキなどを統合的に制御する。これにより、走行シーンに応じた駆動力コントロールを行う新技術となる。4輪すべてに瞬時にモーターのパワーを伝達し、このパワーを駆動力に変えて、走行条件とドライバーの意図に応じて瞬時の動作を可能にしている。

DIRECT4は、前後の電気モーターからの駆動トルクと4輪すべてへのブレーキ力の伝達を正確にコントロールする。前輪駆動と後輪駆動のバランスを自動的に調整することで、ドライバーの意図に合わせた運転感覚を実現するシステムだ。このシステムは、最適な駆動力配分に重点を置いており、高トルクの電気モーターとトランスアクスルを備えた「eアクスル」をフロントとリアにレイアウトする。モーターは1本のドライブシャフトで直接車輪に接続されているため、タイムラグなしに作動する。

レクサスによると、DIRECT4は直感的でレスポンスが高く、ドライバーに車両と完全に接続されているというリアルな感覚を伝える。さらに、パワフルかつ直線的な加速と爽快なコーナリングを可能にしているという。同時に、DIRECT4は、レクサスのDNAに忠実な静粛性と快適性を重視して、設計されている。

《森脇稔》

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