ダイムラー、EVトラック向け次世代バッテリーを共同開発へ…CATLとの提携を強化

CATLは、中国に本拠を置く。世界有数のリチウムイオンバッテリーセルの開発・生産を行う企業として、定評がある。すでにダイムラートラックは、グローバル規模での次世代EVトラック向けバッテリーセルモジュールの供給契約を、CATLの間で締結している。
今回の提携強化でCATLは、2024年に量産準備が整う予定のメルセデスベンツのEVトラック、『eアクトロス』 向けにリチウムイオンバッテリーを供給する。供給契約の期間は2030年以降まで、としている
eアクトロスは、リアアクスルのホイールハブの近くに2個のモーターを搭載しており、それぞれのモーターが、最大出力171hp、最大トルク49.5kgmを引き出す。バッテリーは、蓄電容量240kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを2個搭載する。1回の充電での航続は、最大200kmの性能を持つ。出力150kWの急速チャージャーを利用すれば、バッテリーの充電は2時間で完了する。
さらに両社は、将来のさまざまなEVトラック向けに、次世代バッテリーを共同で開発する予定、としている。
《森脇稔》