京急が駅でテロ対策の訓練…関係各所と連携して、有毒ガスや爆発物の処理も想定

京浜急行の鉄道に対する妨害対策訓練
京浜急行の鉄道に対する妨害対策訓練全 16 枚

京浜急行は5月28日に、京急川崎駅(川崎市)において、鉄道に対する妨害対策訓練を実施した。

同訓練は、万が一鉄道を狙った妨害行為、テロ等が発生した時に迅速な対応がとれるよう2007年から毎年実施されており、昨年はコロナ禍で行われなかったものの、今年度で14回目の実施。東京オリンピックも近づく中、そのテロ対策も意識しての実施となった。

感染症対策を施した上での訓練は初となり、京浜急行電鉄はもちろんのこと、消防・救急・警察といった関係各所あわせて総勢100名が参加した。

今回の訓練では不審者がガスを噴霧し、ホームに整列している多数の乗客がめまいや吐き気などの体調不良を訴える状況を想定。

鉄道関係者による通報や避難誘導だけでなく、防護服を着用した消防隊員による有毒物の撤去や要救助者の救出、爆発物処理班による爆弾物の処理といった、本格的な訓練が1時間ほど実施された。

訓練後の総評の中では「感染症対策を施した上での貴重な訓練」とした上で、「テロ対策は未然に防ぐことが第一ではあるが、発生した際に迅速に対応できるよう、日々のたゆまぬ訓練が大切。今後とも各所の連携を強化しつつ、励んでいきたい」と語られた。

《二城利月》

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