子供の自転車事故、対応方法「決めていない」7割以上

自分の子供が自転車事故の加害者・被害者になった場合の対応を決めているか
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 au損害保険は2021年5月21日、小学生から高校生の自転車に乗る子供をもつ保護者を対象にした「子供の自転車利用に関する調査」の結果を公表した。自分の子供が事故の加害者・被害者になったときの対応方法を決めていない、考えたことがない保護者が7割以上いた。

 調査は、全国の小学生から高校生の月に1回以上自転車に乗る子供をもつ保護者1,000人を対象に、2021年4月13日~4月15日にインターネットによるアンケートを行った。

 自転車に乗った他人の子供とヒヤリハットもしくは事故の経験がある人は49.7%いた。自転車利用の子供とのヒヤリハットもしくは事故の経験があると回答した人に、相手方の危険運転行為を聞くと(複数回答)、「いきなり飛び出してきた」71.4%がもっとも多く、続いて「複数人で横に広がって通行していた」26.8%、「スマートフォンをいじったり音楽を聞いたりしながら運転していた」25.0%、「暗いのにライトをつけていなかった」23.9%と続いた。

 家庭で子供に自転車に乗る際のルールを教えているかどうかを聞いたところ、「教えている、教えていたことがある」83.3%、「教えていない」16.7%となった。「教えている、教えていたことがある」と回答した人にどのようなルールかを聞くと、「暗くなったらライトをつけること」68.7%、「スピードを出しすぎないこと」66.4%、「自転車は左側を通行すること」65.7%と続いた。

 一方、「スマートフォンをいじったり音楽を聞いたりしながら運転してはいけないこと」「二人乗りはしないこと」「傘をさしながら運転してはいけないこと」といった、重大な事故につながりかねない基本的なルールについて、半数以上の保護者が教えていないこともわかった。

 また、子供が自転車事故(軽度のものや人を巻き込まないものも含む)の加害者・被害者になった場合、どう対応するかあらかじめ決めているかどうか聞いたところ、「決めていない」と「考えたことがない」をあわせると71.3%と高い結果になった。「まず保護者に連絡する」等、対応方法をあらかじめ決めておくとともに、必ず警察に連絡することが大切だ。

 自転車ヒヤリハット・事故エピソードでは、個人的に連絡先を交換してその場を離れたり、警察へ連絡しなかったエピソードが多くみられた。個人情報を取り扱うことにはリスクがあり、事故後の示談交渉でトラブルを招くこともあるので、個人的な連絡先交換にとどめることは避けたほうがよさそうだ。au損害保険では、自転車向け保険を扱っており、詳細はWebサイトで確認できる。

《田中志実》

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