VW ポロ 改良新型、「トラベルアシスト」で部分自動運転が可能に…欧州Bセグ初

ACCにレーンアシストを組み合わせて部分自動運転を可能に

ナビシステムと連携してカーブの手前で自動的に減速

ドライバーがステアリングホイールを握っているかどうかを検知

フォルクスワーゲン・ポロ 改良新型の「トラベルアシスト」
フォルクスワーゲン・ポロ 改良新型の「トラベルアシスト」全 19 枚

フォルクスワーゲンは5月28日、改良新型『ポロ』(Volkswagen Polo)に欧州Bセグメントで初めて、部分自動運転が可能な「トラベルアシスト」を設定した、と発表した。

写真:VW ポロ 改良新型

ACCにレーンアシストを組み合わせて部分自動運転を可能に

改良新型ポロでは、従来は上位クラスの車両でしか利用できなかったテクノロジーを拡大展開している。改良新型では、先進運転支援システム(ADAS)の「IQ.DRIVE」の「トラベルアシスト」が選択できる。

トラベルアシストは、フォルクスワーゲンの最新の先進運転支援システムで、部分自動運転を可能にするもの。これは、新しい「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」に、改良新型ポロ全車に標準のレーンアシストを組み合わせて、部分自動運転を可能にする新しいアシストシステムだ。

カメラベースの「ダイナミックロードサインディスプレイ」によって、制限速度を認識する。レーダーセンサー技術を使用して、前方の遅い車両を検出する。車間距離が短くなると、自動ブレーキをかけ、安全な車間距離を保つ。前方に車がなくなると、再び加速する。

ナビシステムと連携してカーブの手前で自動的に減速

また、ナビゲーションシステムとデュアルクラッチギアボックス「DSG」を組み合わせて、予測的に減速を行うACC システムもある。これにより、車両はカーブの手前で、自動的に減速することができる。

レーンキープシステムの「レーンアシスト」は、フロントガラスのカメラを使用して、車両の前方領域をスキャンする。これにより、車線を識別し、意図しない車線の逸脱が検出されるとすぐに、適切なステアリング操作を行う。トラベルアシストが作動している場合、予測的な ACC と「アダプティブレーンガイダンス」が連携して機能する。これにより、システムの制限内で自動的に、ブレーキ、加速、ステアリング操作を行う。

トラベルアシストは5速MTと6速MT車では、30~210km/hの範囲で利用できる。7速DSG車では、0~210km/hの範囲で利用可能としている。

ドライバーがステアリングホイールを握っているかどうかを検知

トラベルアシストは、マルチファンクションステアリングホイールのボタンに触れて、システムを起動する。法律や安全上、ドライバーには常にこのシステムの作動を監視することが求められる。

そのため、トラベルアシストでは、ドライバーがステアリングホイールを握っているかどうかを確認する。この確認は、フォルクスワーゲンが採用した静電容量式タッチセンサー付きの「キャパシティブステアリング」(ハンドル保持検知機能)によって行われる。ドライバーがステアリングホイールを握っていることを検知すると、トラベルアシストをはじめとする各システムにインタラクティブなインターフェイスを提供する。

このシステムは、ステアリングホイールを軽く握るだけで検知する。その表面は、静電容量式タッチセンサーになっており、ドライバーが車両を操作しているかどうかを検出する。ステアリングホイールから10秒以上手を離していると、ドライバーに警告を発する。この警告は、視覚信号、音声信号、ブレーキペダルの振動で行う。この警告にドライバーが無反応な場合、エマージェンシーアシストを起動して、自動制動を行い、車両を停車させる、としている。

《森脇稔》

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