BMWの電動SUV『iX』、11月に世界市場で発売へ

全長と全幅はBMW 『X5』と同等

BMWで最もスリムなフルLEDヘッドライト

「xDrive40」グレードは0-100km/h加速6.1秒

12.3インチと14.9インチの2つのディスプレイ

BMW iX の「xDrive40」
BMW iX の「xDrive40」全 17 枚

BMWグループ(BMW Group)は6月2日、新型EVのBMW『iX』を2021年11月、世界市場で発売すると発表した。

全長と全幅はBMW『X5』と同等

BMW iX の「xDrive40」BMW iX の「xDrive40」

iXはクロスオーバーEVで、BMWグループの新開発プラットフォームをベースにした最初のモデルになる。BMW iXは、成功を収めている「スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)」コンセプトを、サステイナビリティやインテリアの広さなどに焦点を当てて、再定義したという。全長と全幅はBMW 『X5』と同等で、全高はBMW 『X6』と同等、ホイールサイズはBMW 『X7』と同じとし、パワフルなプロポーションを構築した、と自負する。

iXの外装は、キャラクターラインを減らし、ゆったりとした形状の表面によって、迫力のあるボディデザインを構成した。サイドウインドウはフレームレス。テールゲートには分割ジョイントがなく、リアの幅一杯に広がっている。

BMW iX の「xDrive40」BMW iX の「xDrive40」

フロントには、垂直でほぼ全面的に囲い込まれたキドニーグリルを装着した。このグリル内には、センサー、カメラ、レーダーテクノロジーが組み込まれており、インテリジェンスパネルの役割を果たす。

BMWで最もスリムなフルLEDヘッドライト

BMW iX の「xDrive40」BMW iX の「xDrive40」

ヘッドライトは、BMWグループの歴代モデルで最もスリムで、フルLEDが標準となる。ハイビーム用マトリクス機能付きの「BMWレーザーライト」がオプションで選択できる。LEDテールライトもスリムなデザインとした。BMW iのブルーのアクセントが、アクセントとして配される。

アルミスペースフレーム構造とカーボンケージによるインテリジェントな軽量設計と、最適化されたエアロダイナミクスが、効率を高め航続を延ばすことを可能にしたという。前後とアンダーフロア、ホイールにターゲットを絞ったエアロダイナミクス対策により、前面空気抵抗を示すCd値は0.25を達成する。オプションで21インチまたは22インチの「エア・パフォーマンス・ホイール」が用意されている。

BMW iX の「xDrive40」BMW iX の「xDrive40」

「xDrive40」グレードは0-100km/h加速6.1秒

iXには、第5世代の「BMW eDrive」テクノロジーが採用される。モーターは、フロントアクスルとリアアクスルに搭載された。「xDrive40」グレードの場合、最大出力は326hp、最大トルクは64.2kgmとなり、0~100km/h加速6.1秒の性能を発揮する。

BMW iX の「xDrive40」BMW iX の「xDrive40」

バッテリーの蓄電容量は、xDrive40が71kWh。1回の充電での航続(WLTPサイクル)は、最大425kmとなる。

iXでは新しい充電技術により、高い充電出力でDC(直流)急速充電できる。xDrive40は最大出力150kWで急速充電できる。31分でバッテリー容量の80%を充電することが可能だ。10分の急速充電で、xDrive40はおよそ95km走行分のバッテリー容量を充電できる。

BMW iX の「xDrive40」BMW iX の「xDrive40」

12.3インチと14.9インチの2つのディスプレイ

インテリアは、5名の乗員のための高級感を備え、ラウンジのようにリラックスできる、ゆったりとした空間が追求された。高品質素材にスリムなダッシュボード、ヘッドレストが一体化された新開発のシートを採用する。センターコンソールは、高品質家具のようなフォルムを目指した。センタートンネルを廃止して、レッグルームとストレージコンパートメント用のスペースを確保している。

BMW iX の「xDrive40」BMW iX の「xDrive40」

「BMWカーブド・ディスプレイ」は、12.3インチのインフォメーションディスプレイと、1ピースでフレームレスガラス仕上げの14.9インチのコントロールディスプレイによって、フルデジタルスクリーンを構成する。標準装備の「2.5ゾーン・オートエアコン」は、デザインを新設計し、直感的に操作できるようにした。ダッシュボードの表面には、「BMWヘッドアップディスプレイ」のプロジェクターが組み込まれる。

センターコンソールは、ギア選択のためのロッカースイッチ、タッチコントローラー、フィーラーバーで分割された。車両機能を制御するアクティブ・ハプティック入力を備えた「イルミネーテッド・ガラス・エフェクト・コントロール・サーフェス」を導入している。

BMW iX の「xDrive40」BMW iX の「xDrive40」

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. トヨタ『カムリ』新型が全車ハイブリッド設定で登場!…土曜ニュースランキング
  3. 話題のマツダ『EZ-6』、詳細スペックを公開! 後輪駆動でBEVは600kmの航続距離に
  4. ニュルブルクリンクで試験中を捕捉!! トヨタ・スープラの最高峰「GRMN」
  5. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  6. 疲れ知らずのドライビング体験!シート交換がもたらす快適性の秘密~カスタムHOW TO~
  7. ホンダ ヴェゼル 改良新型、純正アクセサリーで“自分らしさ”を表現する
  8. これまでの日産車とは全く違う!? しかもPHEV!な『エヴォ・コンセプト』…北京モーターショー2024
  9. マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2024
  10. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る