三菱ふそう、ファイターとショーグンの改良新型を豪州投入…安全・環境性能強化

ブリスベン・トラックショー2021
ブリスベン・トラックショー2021全 7 枚

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、安全・環境性能を強化した中型トラック『ファイター』および大型トラック『ショーグン』改良新型を豪州市場に投入した。

今回の改良モデル投入により、豪州ではFUSOブランドの全トラックセグメントにて、衝突被害軽減ブレーキシステムと欧州排出ガス規制「ユーロ6」に対応もしくはそれ以上の基準に対応する技術を備えたトラックを販売することになった。

豪州向けのファイターは、車両総重量11トンから24トンまでのバリエーションを備え、様々なホイールベースや駆動方式(6×4、6×2、4×2)で充実したラインアップを提供している。

安全面では、衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)、車線逸脱警報装置(LDWS)、車両安定性制御装置(ESP)などの最新装備を採用。また、走行中に車両左側の走行者や車両を感知する「アクティブサイドガードアシスト」も搭載している。

今回のファイターへの新規安全装置の導入により、FUSOは豪州での商用車ブランドとしては唯一、大中小型トラックの全セグメントで衝突被害軽減ブレーキシステムを提供するブランドになる。

また、ショーグン改良新型の投入により、豪州向けの大型トラックのラインアップも拡大。360馬力のOM936型7.7リットルエンジンを搭載した新たなショーグンを6×2および6×4モデルとして販売を開始する。

豪州向けに開発した本車両は、2019年に発売を開始した既存モデルと同様、衝突被害軽減ブレーキ(ABA4)、車両安定性制御装置(ESP)などの安全装備に加え、運転注意力モニター機能と車線免脱警報システム(LDWS)を通じて必要な警告を行う安全装置「アテンションアシスト」を標準装備する。

トラックのブレーキを自動的に作動させ、衝突回避や被害の軽減を支援する「AEBS」は、2019年の小型トラック『キャンター』、そして2020年の新型小型バス『ローザ』に新機能として搭載し、いずれも各セグメント初の試みとして豪州市場導入を果たしている。

豪州政府は、2050年までに交通事故による死亡者数と重傷者数をゼロにすることを目標とした「ビジョン・ゼロ」を掲げており、FUSO製品への先進安全装備の搭載はその方針を支えるものとなる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 史上最強のVW『ゴルフGTI』、6月20日デビューを予告
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る