ドゥカティ ディアベル 1260 S に「ブラック&スチール」…2022年型を欧州発表

スポーティなイエローを配したカラーリング

ゴールド塗装の調整可能なオーリンズ製サスペンション

1262ccに排気量を拡大して最大出力162psを獲得

ドゥカティ・ディアベル 1260 S 「ブラック&スチール」
ドゥカティ・ディアベル 1260 S 「ブラック&スチール」全 20 枚

ドゥカティは6月9日、『ディアベル1260 S』(Ducati Diavel 1260 S)の2022年モデルを欧州で発表した。新たに、「ブラック&スチール」を設定する。7月からデイーラーの店頭に並ぶ予定だ。

スポーティなイエローを配したカラーリング

『ディアベル1260』シリーズは、大型ネイキッドバイクのパフォーマンスと、クルーザーモデルのエルゴノミクスを組み合わせている。そのデザインは、初代『ディアベル』が確立した個性的なスタイルを、現代的に解釈したものだ。ディアベル1260の心臓部には、ユーロ5規制に適合し、最大出力162psを発生する「テスタストレッタDVT1262」エンジンが搭載されている。

2022年モデルとして新登場したディアベル1260 Sのブラック&スチールは、2019年にイタリアで開催された「ミラノ・デザインウィーク」の「Beautiful Boldness/Visionary Design」イベントで発表され、その後、二輪車のデザインに特化した展示会、「MOARD(モーターサイクル・アート&デザイン)」に出展されたコンセプトモデル、『ディアベル・マテリコ』からヒントを得ている。

ディアベル1260 Sのブラック&スチールは、非対称デザインの光沢グレーとマットブラックを基調に、フレーム、テールロワパーツを含む数多くのディテールに、スポーティなイエローを配したカラーリングを採用している。ドゥカティ・ディアベル 1260 S 「ブラック&スチール」ドゥカティ・ディアベル 1260 S 「ブラック&スチール」

ゴールド塗装の調整可能なオーリンズ製サスペンション

ディアベルファミリーの2022年モデルには、ディアベル1260 Sのブラック&スチールに加えて、「スリリングブラック&ダークステルスカラー」(レッドフレーム+ブラックホイール)をまとった「S」バージョンも設定された。さらに、ダークステルスカラー(ブラックフレーム+ブラックホイール)をまとった標準バージョンの『ディアベル』もラインナップされている。

ディアベル1260では、マッスルなラインと個性的なフロントエンドが、今にも動き出しそうな力強い躍動感を発揮することを目指した。長くスレンダーなリアには、17インチで240mmのワイドタイヤが装着されている。ゴールド塗装の調整可能なオーリンズ製サスペンションを装着したSバージョンのディアベル1260 Sでは、個性的で洗練されたスタイルを最大限に表現している、と自負する。ディアベル1260 Sは、ディアベル独自のスタイルを犠牲にすることなく、新しいスポーティスタイルを実現しているという。

また、ディアベル1260 Sでは、専用ホイール、高性能ブレーキシステム、デイタイムランニングライト(DRL)付きヘッドライトが特長だ。クラッチレスシフトを可能にする「クイックシフトアップ&ダウンエボ」も標準装備している。

1262ccに排気量を拡大して最大出力162psを獲得

ディアベル1260は、テスタストレッタDVT1262と呼ばれる1262ccエンジンに排気量を拡大した。最大出力は162ps、最大トルクは13.2kgmを引き出す。ドゥカティによると、この新エンジンは日常走行とツーリングの両方において、力強い加速と低回転域での滑らかさを両立しているという。

低回転域からフラットに発生するトルクは、日常ユースにおける扱いやすさも追求している。「ライド・バイ・ワイヤ(RbW)」コントロールは、3種類のライディングモードと3種類のパワーモードに対応し、エンジン特性をライダーの好みに合わせてカスタマイズすることができる。

ボッシュ製のコーナリングABSを装備した。トレリスフレームによって、軽量なボディと高いねじり剛性を追求している。その一方で、アジャスタブルフォークが快適性と安定性をもたらす。高いハンドルバー、低いシート、センターに配置されたフットペグによって、エルゴノミクスを高めたという。快適で、あらゆるシーンに対応可能なライディングポジションを実現した、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  3. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  4. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  5. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る