シボレー コルベット、V8エンジンを改良…2022年型 7月に米国受注開始

1000台限定の「IMSA GTLMチャンピオンシップエディション」

レーシングカーをモチーフにした内外装

シボレー・コルベット の2022年モデル「IMSA GTLMチャンピオンシップエディション」(下)
シボレー・コルベット の2022年モデル「IMSA GTLMチャンピオンシップエディション」(下)全 12 枚

GMのシボレーブランドは6月9日、『コルベット』(Chevrolet Corvette)の2022年モデルの受注を7月1日、米国市場で開始すると発表した。今夏以降、生産を開始する予定だ。

1000台限定の「IMSA GTLMチャンピオンシップエディション」

2022年モデルには、「IMSA GTLMチャンピオンシップエディション」を設定する。左ハンドル市場向けに、限定1000台リリースする。IMSA GTLMチャンピオンシップエディションは、米国の「IMSAスポーツカーチャンピオンシップシリーズ」に参戦している『コルベットC8.R』が、2020年シーズンにメーカー、ドライバー、チームの3タイトルを獲得したことを祝福するモデルだ。

コルベットレーシングから参戦したコルベットC8.R は、IMSAスポーツカーチャンピオンシップシリーズの2020年シーズンにおいて、6回の勝利と7回のポールポジションを獲得し、シボレーに2001年以来13回目となるGTメーカーのタイトルをもたらした。また、GTLMクラスにおけるドライバーとチームの両タイトルも獲得している。

IMSA GTLMチャンピオンシップエディションは、コルベットC8.Rの3号車と4号車をモチーフにしている。シボレー・コルベット の2022年モデル「IMSA GTLMチャンピオンシップエディション」シボレー・コルベット の2022年モデル「IMSA GTLMチャンピオンシップエディション」

レーシングカーをモチーフにした内外装

2022年モデルに用意されるIMSA GTLMチャンピオンシップエディションは、「3LT」トリムの「Z51パフォーマンスパッケージ」装着車がベースだ。車体には、コルベットレーシングをテーマにした専用グラフィックが追加される。「Accelerate Yellow No. 3エディション」はグレーのグラフィック、「Hypersonic Grey No.4エディション」はイエローのアクセントが添えられた。

さらに、エクステリアには、カーボンフラッシュのハイウィングスポイラー、イエローのブレーキキャリパー、ブラックトライデントデザインホイール、センターキャップの「ジェイク」ロゴ、ブラックラグナット、カーボンフラッシュのドアミラーカバー、ブラックサイドロッカー、スプラッシュガードが装着される。

インテリアは、イエローとグレーのレーシングテーマをモチーフに、ストライクイエローとスカイクールグレーで仕上げられた。GT2シートを標準装備し、オプションでコンペティションスポーツシートも選択できる。イエローのシートベルトと C8.R スペシャル エディションのシリアルナンバープレートが付く。シボレー・コルベット の2022年モデルシボレー・コルベット の2022年モデル

Z51パフォーマンスパッケージは0-96km/h加速2.9秒

このIMSA GT LMチャンピオンシップエディションを含めて、2022年モデルの全車のボディカラーには、ハイパーソニックグレー、カフェイン、アンプリファイオレンジティントコートの3種類の新色が設定された。新形状のロープロファイルリアスポイラーとZ51デザインのフロントリップスポイラーは、Z51パフォーマンスパッケージ以外のモデルで選択することができる。

ミッドシップに搭載される「LT2」と呼ばれる6.2リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンは、2022年モデル向けに直噴燃料システム、エンジンコンピュータ、アクティブフューエルマネジメントがアップデートされた。最大出力は490hpを発生する。「パフォーマンスエキゾーストシステム」装着車は、最大出力が495hpとなる。トランスミッションは8速デュアルクラッチ。Z51パフォーマンスパッケージは、0~96km/h加速を2.9秒で駆け抜ける。

2022年モデルは、「1LT」、「2LT」、3LTトリムのクーペとコンバーチブルが用意され、Z51パフォーマンスパッケージはすべてのトリムで選択できる。マグネティックライドコントロールも装着することも可能だ。クーペにはトランクに収納できる脱着式ルーフパネル、コンバーチブルにはパワーリトラクタブルハードトップが装備されている。
アメリカンスーパーカーの代名詞、新型シボレー『コルベット』。史上初の右ハンドル仕様が登場すると話題になったが、発表から1年半近くを経て、ついに日本……

《森脇稔》

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