メルセデスマイバッハ Sクラス 新型、48Vマイルドハイブリッド導入…欧州発売

手作業で施されるツートン塗装仕上げが選択可能

V8ツインターボは最大出力503hp

エグゼクティブシートを標準装備

メルセデスマイバッハ Sクラス 新型
メルセデスマイバッハ Sクラス 新型全 21 枚

メルセデスベンツは6月16日、新型メルセデスマイバッハ『Sクラス』(Mercedes-Maybach S-Class)を欧州市場で発売した。ドイツ本国でのベース価格は、16万4565ユーロ(約2185万円)と発表されている。

【写真】メルセデスマイバッハ Sクラス 新型(全21枚)

同車は、新型メルセデスベンツSクラスをベースに、よりラグジュアリー性を高めた「メルセデスマイバッハ」ブランドのモデルとなる。新型は、メルセデスマイバッハSクラスとしては、2世代目となる。

手作業で施されるツートン塗装仕上げが選択可能

フロントには、クロームメッキのフィンを備えたメルセデス マイバッハ専用デザインのボンネットとラジエーターグリルが装備される。MAYBACHのマークは、グリルのクロームサラウンドにエレガントに表現された。後部ドアは新型Sクラスよりも大きく、乗降性に配慮。Cピラーには固定式のクォーターライトを採用し、マイバッハブランドのロゴが配される。電動コンフォートリアドアがオプションで選択できる。

手作業で施されるツートン塗装仕上げは、マイバッハらしいオプション装備だ。オプションの「DIGITAL LIGHT」は、前方の道路にガイドラインや各種警告サインを投影する。

新型メルセデスマイバッハSクラスのボディサイズは、全長5469mm、全幅1921mm、全高1510mm、ホイールベース3396mm。ベース車両の新型Sクラスのショートホイールベース車に対して、全長とホイールベースは290mm延長されている。メルセデスマイバッハ Sクラス 新型メルセデスマイバッハ Sクラス 新型

V8ツインターボは最大出力503hp

「S580 4MATIC」グレードには、直噴4.0リットル(3982cc)V型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。メルセデス『AMG GT』シリーズにも搭載されているこのエンジンは、S580 4MATICの場合、最大出力503hp/5500rpm、最大トルク71.4kgm/2000~4500rpmを引き出す。

トランスミッションは、9速ATの9Gトロニックで、駆動方式は4WDの4MATICだ。動力性能は0~100km/h加速4.8秒、最高速250km/h(リミッター作動)となる。また、S580 4MATICの欧州複合モード燃費は、最も優れる仕様で9.8km/リットル、CO2排出量は233g/km(いずれもNEDC:新欧州サイクル)とした。

このV8パワートレインには、第2世代のスタータージェネレーターの「ISG」を組み込む。ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。

48Vのマイルドハイブリッドテクノロジーも導入する。電気モーターと48Vの電気システムにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、リチウムイオンバッテリーに蓄電する。エンジンが低回転時には、最大出力20hp、最大トルク20.4kgmのブースト電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と力強い加速を実現した。48Vまで高められた電気システムにより、動力補助に充分な出力を得ることができるという。

また、高速道路などでの低負荷走行時には、エンジンを休止させて、惰性走行して燃費を稼ぐ。エンジンのスタート/ストップ機能も、さらに快適になった。このISGは、9速ATの9Gトロニックと一体設計された。これにより、電気モーター、パワーエレクトロニクス、トランスミッションクーラーが、トランスミッションと統合されている。ISGと組み合わせて、電気冷媒コンプレッサーを使用した。このため、エンジンが停止している時でも、空調を最適にコントロールできるという。メルセデスマイバッハ Sクラス 新型メルセデスマイバッハ Sクラス 新型

エグゼクティブシートを標準装備

新型メルセデスマイバッハSクラスでは、ホイールベースの延長により、後席乗員の快適性を引き上げている。標準の「エグゼクティブシート」によって、後席の居住スペースは、移動オフィスや隠れ家になるという。

エグゼクティブシートは、座面と背もたれを個別に調整できる。前席後方のフットレストと電動式のレッグレストを採用することで、快適なリクライニングを実現し、快適な睡眠姿勢を可能にする。レッグレストの調整幅が、従来型比で50mm拡大された。ふくらはぎ部分のマッサージ機能や、首や肩のヒーターなどが装備される、としている。

《森脇稔》

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