ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどのいわゆる「内燃機関」にこだわるマツダが、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、電動化戦略を加速する。オンライン方式による「中期技術・商品方針説明会」で明らかにしたもので、きょうの日経なども取り上げている。
それによると、2022年からの3年間でハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)をそれぞれ5車種、電気自動車(EV)も3車種を投入し、30年までに生産する車両のEV比率を25%(従来目標は5%)まで引き上げるという。
また、2025年以降は異なる車格やボディタイプにも対応が可能とされるマツダ独自のEV専用プラットフォーム「SKYACTIV EV専用スケーラブルアーキテクチャー」を導入し、複数のモデルを商品化する計画だ。
現在、マツダが投入しているEVは『MX-30』のEVモデル1車種で、欧州と国内で約1万1800台を販売。先般、そのEVモデルに試乗したが、滑らかな動きと静けさは、往年のロータリーエンジン車を彷彿させるような運転感覚を味わった。
そのロータリーエンジンと言えば、実現不可能ともいわれた夢のエンジンの開発に情熱を燃やしたのが山本健一元会長だった。2017年12月には惜しまれつつも鬼籍に入られたが、山本氏の座右の銘は「飽くなき挑戦」。100年を迎えたマツダの歴史は「小さな成功、大きな失敗」の繰り返しのようでもあったが、脱炭素への挑戦でも人間中心で走りにこだわる自動車メーカーとして、そうしたチャレンジスピリットを受け継げられるのかが試される。
2021年6月18日付
●緊急事態20日解除、沖縄以外、酒「夜7時まで」条件付き(読売・1面)
●五輪観客上限1万人、21日にも合意(読売・1面)
●緊急事態解除決定 旅行需要回復に期待、7月予約4割増(読売・6面)
●いすゞ「ギガ」などリコール(朝日・27面)
●車や発電、水素活用加速(毎日・7面)
●マツダEV3車種来年から投入(毎日・7面)
●GM投資3割増EV電池強化(毎日・7面)
●「東日本高速説明不足」調布陥没、住民ら国交省に文書(東京・22面)
●JAL「必ず成長軌道に」赤坂社長、株主総会で(日経・14面)