ヤマハ発動機など国内9機関、農業用高性能ドローン開発 2023年度までに市販化へ

ヤマハ産業用マルチローター「YMR-08AP」(参考画像)
ヤマハ産業用マルチローター「YMR-08AP」(参考画像)全 2 枚

ハイスペックドローン開発コンソーシアムは6月18日、農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構/NARO)が推進する国際競争力強化技術開発プロジェクトの「安全安心な農業用ハイスペックドローン及び利用技術の開発」を受託したと発表した。

ハイスペックドローン開発コンソーシアムは、代表機関のヤマハ発動機をはじめ国内9つの企業・研究所で構成。同コンソーシアムでは、2023年度までに高いセキュリティ機能を有した高性能農業用ドローンの開発・市販化と、栽培管理技術の適用による収量向上(土地利用型作物で10%)の実証を目指す。

国内の食糧生産基盤強化のため、農業の省力化・効率化につながる高性能な農業用ドローン、安全安心で利便性の高い利用技術の開発が求められている。農業用ドローンを活用した生産性向上に向けては、農薬等の散布精度向上や、生育分析データ・営農ノウハウ等を安全安心に利用可能な環境が必要とされている。

今後、同コンソーシアムでは高いセキュリティ機能を備えた高性能な機体開発に取り組むとともに、取得した情報を有効活用するデータ駆動型栽培管理技術等、利便性の高い農業用ドローンの技術体系を開発する。また、開発する機体の基本要素は他社でも利用可能な共通基盤技術とすることで、国内ドローン産業の国際競争力向上に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る