ホンダ シビックセダン 新型に「スポーツ」、自然吸気の2.0Lエンジン搭載…米国発売

最大出力は158hpでクラス最高を標榜

ボンネットやフロントフェンダーが低い伝統のシビックデザイン

新設計のフロントシート

最新の「ホンダセンシング」を標準装備

ホンダ・シビック・セダン 新型の「スポーツ」
ホンダ・シビック・セダン 新型の「スポーツ」全 19 枚

ホンダの米国部門は6月16日、新型『シビックセダン』(Honda Civic Sedan)に「スポーツ」を設定し、米国市場で発売した。

最大出力は158hpでクラス最高を標榜

スポーツには、自然吸気の2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載する。最大出力は158hp/6500rpmで、クラス最高のパワーという。トランスミッションにはCVTを組み合わせた。複合モード燃費は、従来型比で0.9km/リットル向上している。

スポーツには、ロープロファイルタイヤ、ブラックのエクステリアアクセント、クロームエキゾーストフィニッシャーを装備する。専用デザインの18インチアルミホイールで、足元を引き締めた。

インテリアには、アップグレードされた8スピーカーオーディオシステム、スポーツ専用のシート、レザー仕上げのステアリングホイールとシフトノブ、パドルシフト、スポーツペダル、スポーツモードが標準装備された。Apple「CarPlay」とグーグル「AndroidAuto」、プッシュボタンスタート、デジタルメーター、7インチのカラータッチスクリーンも標準装備されている。ホンダ・シビック・セダン 新型の「スポーツ」ホンダ・シビック・セダン 新型の「スポーツ」

オプションとして「HPDパッケージ」を装着することもできる。HPDとは、「ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント」の略。ホンダの北米におけるモータースポーツ活動を統括しており、市販車向けのパーツも開発している。

HPDパッケージでは、ブラック仕上げのフロントリップスポイラー、サイドスカート、トランクスポイラー、ディフューザーをセットした。ドアミラーカバーもブラック仕上げとなる

ボンネットやフロントフェンダーが低い伝統のシビックデザイン

ホンダのデザインチームは、ダイナミックなフォルムとスポーティなスタンスを新型シビックセダンに吹き込んだ。全高を抑えて、ヒップポイントが低い従来モデルの「低CGパッケージ」を引き継ぎながら、デザイナーは、ボンネットやフロントフェンダーが低い伝統のシビックデザインを適用した。新型のボディサイズは、全長4674mm、全幅1800mm、全高1415mm、ホイールベース2735mmだ。

最新のLEDテクノロジーは、ヘッドライト、デイタイムランニングライト、パーキングライト、オプションのフォグランプなどに幅広く使用された。ボディカラーは全8色。このうち、メテオライトグレーメタリック、ソニックグレーパール、新型専用のモーニングミストブルーメタリックの3色が新色となる。ホンダ・シビック・セダン 新型の「スポーツ」ホンダ・シビック・セダン 新型の「スポーツ」

新設計のフロントシート

インテリアは、メタルハニカムメッシュのアクセントが、ダッシュボードからドアへと伸びている。オーディオやインフォメーションディスプレイ、空調コントロールの間に視覚的境界線を構築することを狙ったという。フロースルーデザインによって、ダッシュボードのエアダクトを目立たなくしているのも特長だ。

高品質の素材がインテリア全体、とくに乗員の手に触れる部分に使用された。すべてのスイッチやコントロールの操作には、細心の注意が払われている。指紋や汚れが目立たない新開発のプレミアムセンターコンソールトリムなど、実用性を考慮して素材が選択された。

新型は全車に、新設計のフロントシートを採用した。ホンダのボディスタビライザーシートアプローチにより、新世代のシートフレームが体をしっかりと保持し、長時間のドライブでも快適に過ごせるという。ホンダ・シビック・セダン 新型の「スポーツ」ホンダ・シビック・セダン 新型の「スポーツ」

最新の「ホンダセンシング」を標準装備

最新の「ホンダセンシング」を標準装備した。アダプティブクルーズコントロール(ACC)、レーンキーピングアシストなどの機能に、トラフィックジャムアシストが加わる。車から降りる際、後席に子どもを置き去りにするのを防止する後席リマインダーと、後席シートベルトリマインダーも標準装備されている。

アメリカンホンダのデイブ・ガードナー上級副社長は、「1973年以来、米国で最も売れているコンパクトカーとして、シビックは長い間そのクラスの基準を打ち立ててきた。新型シビックは、デザイン、パフォーマンス、安全性、テクノロジーなどの水準を引き上げている。何よりも、新型は最も運転が楽しいシビックセダンだ」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る