【F1 シュタイアーマルクGP】フェルスタッペンがポールtoウィンで自身初の2連勝…ホンダは30年ぶりの4連勝

F1シュタイアーマルクGP
F1シュタイアーマルクGP全 9 枚
オーストリアのレッドブルリンクで27日、F1第8戦シュタイアーマルクGPの決勝レースが行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールトゥウィン。自身初の2連勝を記録するとともに、ホンダは1991年以来30年ぶりの4連勝となった。

今年初の3連戦の2戦目となるシュタイアーマルクGP。26日に行われた公式予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がポールポジションを獲得。バルテリ・ボッタス(メルセデス)が2番手、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)。以下ランド・ノリス(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)と続き、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)が8番手。しかしボッタスと角田はペナルティを受け、それぞれ3グリッド降格となった。

決勝レースは71周。ポールポジションのフェルスタッペンはスタートを決めてトップをキープし、ハミルトンがそれに続いた。3番グリッドのノリス、4番グリッドのペレス、5番グリッドのボッタスまではそのままの順位で続いたが、6番グリッドのガスリーはルクレールと接触しタイヤがバースト。ピットには戻れたが、これでリタイヤとなってしまった。

フェルスタッペンはハミルトンを引き離しながら快走。28周目にハミルトンがピットインしてタイヤをミディアムからハードに交換し、フェルスタッペンは翌周にピットインして同じくミディアムからハードに交換してトップでコースに戻った。この時点でフェルスタッペンとハミルトンの差は4.8秒。ここから2人の差は約5秒を保ったままレースは進んだが、45周を過ぎた辺りから差が広がり始め、フェルスタッペンは一度もトップを譲ることなくポールトゥウィンを達成した。

フェルスタッペンはこれで自身初の2連勝。そしてホンダは1991年の開幕戦アメリカGP、第2戦ブラジルGP、第3戦サンマリノGP、第4戦モナコGP以来、30年ぶりの4連勝を達成した。

ハミルトンは2位がほぼ確定した残り2周でピットインを行い、ソフトタイヤに履き替えてファイナルラップでペレスからファステストラップの1ポイントを奪い取って2位でフィニッシュ。3位は後続の猛追を振り切ったボッタスだった。4位は54周目に2度目のピットストップを行い、ミディアムタイヤでボッタスを追いかけたペレス。ピットアウト直後は20秒あった差をファイナルラップでは1秒以下まで詰めたが、惜しくも抜くには至らなかった。

以下ノリス、サインツと続き、1周目の接触でピットインして最後尾からの追い上げとなったルクレールが7位でチェッカーを受けた。

角田は12番グリッドからスタートし、カルロス・サインツ(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)、ルクレールらとバトルを繰り広げ、最終的に10位入賞を果たした。

次戦オーストリアGPは7月2日から4日の日程で開催される。


■シュタイアーマルクGP 決勝レース結果
1. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
3. バルテリ・ボッタス(メルセデス)
4. セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
5. ランド・ノリス(マクラーレン)
6. カルロス・サインツ(フェラーリ)
7. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
8. ランス・ストロール(アストンマーチン)
9. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
10. 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
11. キミ・ライコネン(アルファロメオ)
12. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)
13. ダニエル・リカルド(マクラーレン)
14. エステバン・オコン(アルピーヌ)
15. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
16. ミック・シューマッハ(ハース)
17. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
18. ニキータ・マゼピン(ハース)
以上完走

--. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
--. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る