ピニンファリーナ、新型水素燃料電池トラックをデザインへ…航続1200km

ピニンファリーナがデザインするゴサンの新型水素燃料電池トラックのティザーイメージ
ピニンファリーナがデザインするゴサンの新型水素燃料電池トラックのティザーイメージ全 1 枚

ピニンファリーナ(Pininfarina)は6月28日、新型水素燃料電池トラックをデザインする契約を締結した、と発表した。

この新型水素燃料電池トラックは、フランスに本拠を置くゴサン(GAUSSIN)が開発を進めているもの。ゴサンは2020年、初の水素燃料電池車を物流・港湾車両として実用化した。この物流・港湾車両には、フォルシアの水素貯蔵システムを搭載。貯蔵システムは、35Mpaで5kgの水素を貯蔵でき、最大12時間の自動運転を可能にしている。

ピニンファリーナは、このゴサンとの間で、新型水素燃料電池トラックをデザインする契約を締結した。ゴサンの「モジュラースケートボード」と呼ばれるプラットフォームをベースに、ドライバーの快適性と安全性を重視してピニンファリーナが設計する新しいキャブを組み合わせる。

新型水素燃料電池トラックは、電気エネルギーと水素エネルギーを組み合わせて、最大1200kmの航続を可能にする予定。建設現場向けのダンプカーやセメントミキサー車、廃棄物運搬トラックなどでの使用を想定している。

なお、ピニンファリーナは、新型水素燃料電池トラックのティザーイメージを1点、公開した。キャブ部分は、静かでインテリジェントな方法で環境に溶け込むように設計する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  2. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
  3. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  4. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る