日本初、ドゥカティ公式のライディングスクール「DRE」に参加してみてわかったこと

日本では初開催となるDucati Riding Experience Road Academy

正しい乗車姿勢など、基礎的な確認からスタート

スラロームや8の字旋回にも挑戦して低速時のマシンの扱いを覚える

セッションを通してバイク操作の不得意を得意に変えていく

ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」
ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」全 32 枚

今回はDucati Riding Experience Road Academy(以下、DRE)というライディングスキルの向上を目的としたドゥカティのライディングスクールに「ことりちゃん」こと小鳥遊レイラが参加してきました。

日本では初開催となるDucati Riding Experience Road Academy

ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」
DREは2003年に始まり、様々な国と地域で開催されているそうですが、なんと日本では初の開催です。今回は初開催のDREロードアカデミーにメディア枠で女性限定セッションに参加させて頂き、日本で先日発売したばかりの新型『モンスター』を使用してスクールを体験してきました。

まずはインストラクターの友野さんからレッスン前の座学でDREロードアカデミーのコンセプトを聞きます。そこで一番印象的だったのは、レッスン時は教習所のようなスピードの制限やブレーキの握り方などの堅苦しい決まり事は無いということ。

ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」
バイク乗りであれば誰でも挑戦できるレッスン内容で安全に走行するための走行技術や心構えを教えて頂き、各自が持っているライディング技術にちょっとプラスして走る楽しさをより感じるというもの。スクールというと、決まった内容を全員で行う少しお堅いイメージがあったので少し意外でした。

正しい乗車姿勢など、基礎的な確認からスタート

ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」
最初のセッションは正しい乗車姿勢の確認から。乗車姿勢が悪いと緊急時の反応速度、そしてツーリング時の疲労感にも影響します。実際にみんなで乗車姿勢を確認してみた所、女の子の場合シートの前寄りに乗車してしまうクセがありました。そうすると背中が仰け反ってしまい、強い減速時にハンドルに殆どのGがかかってしまい負担が大きくなります。そういった基礎的な確認からスタートです。

その次は加速とブレーキングのセッションです。一般道を走る際、前後のブレーキを同時にかけますが今回は加速してフロントだけ、リアだけ、フロント・リア両方の各ブレーキごとの制動距離や減速時の安定感をそれぞれ体感。その結果、予想はついていましたがリアだけでは制動距離がすごく伸びてしまい、フロントだけでは減速時にマシンが不安定になります。

ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」
最後に前後のブレーキを同時にかけ、ABSが作動するぐらいしっかりブレーキングしてみました。その結果、急な減速でも安定かつ短い制動距離で停車することが出来ました。一般道での急減速はしないに越したことはないですが、いざというときに身体がとっさにブレーキングできるよう、こうしてクローズな場所で体験しておくのはとても大切ですね。

スラロームや8の字旋回にも挑戦して低速時のマシンの扱いを覚える

その次はパイロンスラロームです。スラロームは教習所以外ではほとんどやったことが無いため、細かいアクセルワークが難しく途中でパイロンを飛ばしてしまったり、マシンをリズミカルに倒し込むことが出来ず、正直言うとあまり上手く出来ませんでした。しかし出来ない中でも走る度にインストラクターの方からアドバイスを貰うことで、やる度に変化があり自分の成長を体感できました。

ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」
最後に8の字旋回です。一見簡単そうに見えますがいざやってみると今回のレッスンで使用したマシンが大排気量のモンスターと言うこともあり、低速時のアクセルワークでマシンをコントロールするのが少々難しかったです。

最初は如何にしてマシンをコントロールするかにこだわっていましたが、マシンのコントロールだけでなく目線を首からしっかり行きたい方向に向けることを教えて頂きました。こういった低速でのバイクの取り扱いを覚えると色んなことに応用できるので、他でも練習する機会があればまた実践してみたいですね。

セッションを通してバイク操作の不得意を得意に変えていく

一通りのセッションを終えて思ったのは、自分のバイク操作には得意なものと不得意なものがあり、不得意なものに関してはまるでダメでした。しかし、不得意なものは普段の自分のライディングでは中々触れることが出来ないので、不得意と言うことにもあまり気づいていなかったのですが、そこに今回は気付く事ができたのは良かったなと思います。

そして今回は女性限定セッションに参加させて頂いたということで、同じバイク乗りの女の子とも交流を深められたのも楽しかったです。DREロードアカデミーのレッスンは1回の参加で終わらず、何回か参加することで自分の不得意を得意にすることもできると思うので、機会があれば繰り返し参加していきたいですね。

ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」ドゥカティが日本で初めて開催した「Ducati Riding Experience Road Academy」

小鳥遊レイラ|愛称:ことりちゃん
レースクイーンに憧れてモータースポーツ業界へ。しかしMOTOR STATION TVでの出演をきっかけに走る方に目覚めてしまい、いきなり大型二輪免許を取得。現在では2輪4輪共にサーキットを走り、一昨年に4輪のレース参戦のためJAF国内A級ライセンスを取得。先日、MFJロードレース国内ライセンスを取得して、今年は2輪でもレースに参戦予定。イベントMCから2&4輪の耐久レース参戦まで楽しむモータースポーツ女子。身長は160cm。

《小鳥遊レイラ》

小鳥遊レイラ

小鳥遊レイラ|愛称:ことりちゃん レースクイーンに憧れてモータースポーツ業界へ。しかしMOTOR STATION TVでの出演をきっかけに走る方に目覚めてしまい、いきなり大型二輪免許を取得。現在では2輪4輪共にサーキットを走り、一昨年に4輪のレース参戦のためJAF国内A級ライセンスを取得。先日、MFJロードレース国内ライセンスを取得して、今年は2輪でもレースに参戦予定。イベントMCから2&4輪の耐久レース参戦まで楽しむモータースポーツ女子。身長は160cm。

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