BMW 2シリーズクーペ 新型、実車発表…グッドウッド2021

名車『2002』のモチーフを取り入れたヘッドライト

「BMWオペレーティングシステム7」をベースにした新ディスプレイ

シリーズ最強の「M240i」には374hp直6ターボ搭載

BMW 2シリーズ・クーペ 新型の「M240i xDrive」(グッドウッド2021)
BMW 2シリーズ・クーペ 新型の「M240i xDrive」(グッドウッド2021)全 31 枚

BMWは7月8~11日、英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、新型『2シリーズクーペ』(BMW 2 Series Coupe)の実車を初公開した。第11代リッチモンド公爵によって、ワールドプレミアされている。

写真:BMW 2シリーズ・クーペ 新型の「M240i xDrive」

名車『2002』のモチーフを取り入れたヘッドライト

新型2シリーズクーペは、BMW『2002』までさかのぼる、コンパクトでパフォーマンス重視の2ドアモデルの伝統的なコンセプトを、現代風にアレンジしたものだ。

フロントマスクは、『1シリーズ』との差異化が図られた。ヘッドライトのデザインには、2002のモチーフを取り入れているという。また、特長的なプロポーション、ワイド化されたトレッド、最適化された空力特性、優れたボディ剛性、インテリジェントな軽量デザイン、バランスの取れた50対50の前後重量配分、低重心が、スポーティなハンドリングの基盤を生み出すという。

新型は、クラシックなスリーボックスデザインにパワフルなプロポーション、ダイナミックなラインなどで、表現力豊かな外観を追求した。フロントには、新デザインのキドニーグリルが採用された。バーの代わりに垂直に配置されたアクティブエアフラップを装備している。リアのホイールアーチフレアは、後輪駆動車を基本とする新型らしいパワフルさを表現した。コンパクトなテールライトは、LEDの各機能を再配置している。

ボディサイズは全長4537mm、全幅1838mm、全高1390mm、ホイールベース2741mm。従来型と比較して、105mm長く、64mmワイド、28mm背が低い。ホイールベースは51mm増加した。トレッドは、フロントが+54mmの1575mm、リアが+31mmの1587mmとした。BMW 2シリーズ・クーペ 新型の「M240i xDrive」BMW 2シリーズ・クーペ 新型の「M240i xDrive」

「BMWオペレーティングシステム7」をベースにした新ディスプレイ

インテリアは従来型に対して、高品質の素材やクラフトマンシップにより、プレミアムな雰囲気が追求された。ドアパネルには新しい台形のアクセントが組み込まれており、オプションのアンビエント照明を選ぶと、バックライトが点灯する。ドライバー重視のコックピットデザインは、センターコンソールに最新のコントロールパネルを備える。

「BMWオペレーティングシステム7」をベースにした新しいディスプレイを搭載する。「BMWライブコックピット」を標準装備しており、8.8インチのコントロールディスプレイと5.1インチのカラーディスプレイを備えたインストルメントクラスターが付く。

シート位置は低く、運転席と助手席のスペースを向上させた。後席は2名がけ。トランク容量は従来型と比較して20リットル増加し、390リットルとした。3分割の折りたたみ式リアシートを倒せば、さらにスペースが拡大する。トランクの開口部の高さは、従来型よりも35mm低くして、積載性に配慮している。

3ゾーンオートエアコンと音響グレージング仕様のフロントガラスを標準装備した。シートとステアリングホイールのヒーター機能や運転席側のメモリー機能を含む電動調整シート、アンビエントライト、ハーマンカードン製サラウンドサウンドシステムがオプションで選択できる。オプションのスライドガラス/チルトサンルーフは、従来型よりもガラス面積を約20%拡大させている。BMW 2シリーズ・クーペ 新型の「M240i xDrive」BMW 2シリーズ・クーペ 新型の「M240i xDrive」

シリーズ最強の「M240i」には374hp直6ターボ搭載

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、新型2シリーズクーペの中から、シリーズ最強の高性能グレードの「M240i xDrive」がワールドプレミアされた。M240i xDrive の直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンは、Mパフォーマンスオートモビルによる専用チューンが施される。その結果、欧州仕様の場合、最大出力374hp/5500~6500rpm、最大トルク51kgm/1900~5000rpmを獲得する。

トランスミッションはパドルシフト付きの8速AT「ステップトロニックスポーツ」で、駆動方式は4WDの「xDrive」だ。ローンチコントロール機能を採用したM240i xDriveは、0~100km/h加速を4.3秒で駆け抜け、最高速は250km/hでリミッターが作動する。

「Mスポーツブレーキ」やフロント225/45R19、リア255/35R19サイズのタイヤを備えた19インチMアルミホイールも装備される。このM スポーツブレーキには、よりダイレクトなブレーキレシオと分離型油圧回路で設計されたフロント4 ピストン式固定キャリパー、リアシングルピストン式フローティングキャリパーを装備している。

サスペンションは、フロントがダブルジョイントのスプリングストラット、リアが5リンクだ。「Mスポーツディファレンシャル」は、リアディファレンシャルに一体化された電子制御式の無段階可変ロック機能を採用し、トラクションとコーナリング性能を向上させる。さらに、アクティブディファレンシャルロック機能が、走行安定性と俊敏性を高める効果を発揮する、としている。

《森脇稔》

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