「GR 86 GRパーツコンセプト」ティザーサイトを公開…サーキットでの速さを追求

GR 86 GRパーツコンセプト(左)とGRパーツ装着車両
GR 86 GRパーツコンセプト(左)とGRパーツ装着車両全 32 枚

トヨタカスタマイジング&デベロップメントは7月13日、新型『GR 86』のデモ車両「GR 86 GRパーツコンセプト」および「GRパーツ」のティザーサイトを公開した。

【画像全32枚】

GR 86 GRパーツコンセプト

GR 86 GRパーツコンセプトは、GRパーツ開発に活かすスタディーカーとして、法規度外視で速く走るためのパッケージを追求した車両。メカチューンと吸排気系のカスタムによるパワーアップ、ボディ剛性の最適化と軽量化及び空力性能の向上をもってサーキットでラップタイムを刻めるようデザインした。

フロントウィングは、ベース車のオリジナルデザインを強調しつつ、大型のフロントウイングとカナードでフロントダウンフォースを確保。グリル上段の大型インレットダクトは走行風圧を利用して、効率よくエンジン吸気ができるラムダクトをイメージした。

ホイールハウスアウトレットはエンコパ内の空気を上方に抜き、冷却のために前方から大量に吸気した空気が床下にオーバーフローすることを防ぐ。リヤウイングに向かう車両上面の綺麗な風の流れを阻害しないよう、両端にコンパクトに配置している。

オーバーフェンダーは、片側43mm拡幅し、幅広タイヤに対応する。ホイールアーチ上方のエアアウトレットはホイールハウス内の空気を排出しダウンフォースの発生に寄与。また標準装備のエアブリーザーより大開口とし、効果を高めている。

サイドスカートはボディ側面と床下の空気の流れを分割しグラゥンドエフェクトを増大させる。リヤホイールアーチ前方のエアインレット&アウトレットはボディ側面の風の流れをホイールアーチ直前で側方に跳ね上げることでホイールハウス内の空気を排出し、ダウンフォースを高めている。

リヤバンパースポイラーはフロント同様、片側43mm拡幅し、幅広タイヤを装着する。リヤホイールアーチ後方にエッジを立てるドッグイヤー形状とすることで側面気流の剥離ポイントを明確にし、ドラッグの低減とハンドリングの振れを防止。排気効率アップとサウンドに拘った4本出しスポーツマフラーを装備する。

GTウィングは、航空機主翼のように翼端に向けて翼弦長を絞り、ウイングレットを設定することで翼端渦流を小さく抑え、効率の良いダウンフォースを獲得。大型の縦フィンを持たせたリアディフューザーと協調し、強力なダウンフォースを発生させる。

19インチ鍛造アルミホイールは、トラス構造をイメージした変形Y字スポークとすることで効率よく面内剛性を確保。またディープコーン形状とすることで必要な面外ねじり剛性を確保しつつ極限まで細いスポーク断面を追求した。

GRパーツ

新型GR 86用GRパーツのテーマは「Stylish Street Sports」。空力から操安性まで車両全体を高次元で調律。ワインディングから街乗りまで心地よく駆け抜けられるハンドリングを追求した。

ティザーサイトではフロントスポイラー、サイドスカート、リヤバンパースポイラー、スポーツマフラー、フェンダーダクトフィン、スポーツサイドバイザー、カナード、トランクスポイラー、19インチ鍛造アルミホイール&タイヤセット、フューエルリッドガーニッシュ、サスペンションキット(全長調整式)、モノブロックブレーキキットを画像で紹介している。

《纐纈敏也@DAYS》

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