日産 リーフ 2021年型、人工走行サウンドを新開発[聴く]

新しい音響車両警報システム「カント」を採用

加減速や後退の走行状況に応じて音色とピッチが変化

「インテリジェント・ブラインド・スポット・インターベンション(IBSI)」

日産 リーフ の2021年モデル(欧州仕様)
日産 リーフ の2021年モデル(欧州仕様)全 7 枚

日産自動車の欧州部門は7月12日、『リーフ』(Nissan Leaf)の2021年モデルを欧州で発表した。7月中に、欧州市場で発売される予定だ。

写真:日産 リーフ の2021年モデル(欧州仕様)

新しい音響車両警報システム「カント」を採用

日産は電動化のパイオニアとして、すべての道路利用者がEVの接近を認識できるように、初代リーフから警告音システムを取り入れてきた。

2021年モデルには、「カント(Canto)」と呼ばれる新しい音響車両警報システム(AVAS)が搭載されている。このAVASは、新しいヨーロッパの法規制に適合しており、人工的にシミュレートされた走行音を発生するように設計された。歩行者や自転車などの道路利用者に、静かに走るEVのリーフが接近していることを知らせる。

さらに、リーフの2021年モデルには、Apple 「CarPlay」、グーグル「Android Auto」、「インテリジェントバックミラー(IRVM)」などが採用されている。

加減速や後退の走行状況に応じて音色とピッチが変化

カントは、日産のサウンドデザイナーとエンジニアによって開発された。さまざまなソニックパレットを使用して、日産テクニカルセンターヨーロッパにおいて、欧州市場向けに最適化されている。人工サウンドは、リーフが加速、減速、後退のそれぞれの走行状況に応じて、音色とピッチが変化するようにカスタマイズされている。

リーフの発進から30km/hの速度範囲で作動するカントは、歩行者や乗員を不快にすることなく、はっきりと聞こえるサウンドを目指したという。日産リーフのカントサウンドは、ヨーロッパ市場向けに設計され、最適化されている。

日産テクニカルセンターヨーロッパのポールスピード・アンドリュース騒音・振動開発マネージャーは、「カントサウンドを開発した後、2021年モデルのリーフにインストールして、主観的評価と客観的評価を行い、ヨーロッパの顧客の期待に応える人工サウンドが完成した」とし、「新しい法規制に沿ったサウンドを開発するだけでなく、日産のブランドイメージに一致するサウンドも重要だった」と語っている。

「インテリジェント・ブラインド・スポット・インターベンション(IBSI)」

2021年モデルには、先進運転支援システム(ADAS)として、「インテリジェント・ブラインド・スポット・インターベンション(IBSI)」が装備された。これは、車両後側方に設置されたサイドセンサーで隣接レーンの車両を検知し、隣接レーンに車両が存在する時に車線変更を開始すると、表示と音によりドライバーに警告するとともに、4輪のブレーキを個々に制御することによりヨーモーメントを発生させ、隣接の車両に近づけないよう、ドライバーの運転操作を支援するものだ。衝突が回避できないと判断した場合、自動的にブレーキをかけて車線を維持する。

2021年モデルには、車載Wi-Fiホットスポットも用意される。乗員は、車内に組み込まれた4G接続のおかげでインターネットに接続し、最大7台のデバイスが車載Wi-Fiを利用できる。例えば、長距離移動の際などに、子どもがお気に入りのアニメを視聴することができる。

なお、リーフの2021年モデルには、欧州で「Visia」、「Acenta」、「N-Connecta」、「Tekna」の4グレードをラインナップする。バッテリーの蓄電容量は、40kWhが標準。centa、N-Connecta、Teknaの3グレードでは、バッテリーの蓄電容量が62kWhモデルを選択することもできる、としている。

《森脇稔》

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