「私は現場第一主義」…赤羽国交相が大雨禍の最中に北海道でJR問題の意見交換

鈴木直道北海道知事(手前中央)と面談する赤羽国交相(右)。
鈴木直道北海道知事(手前中央)と面談する赤羽国交相(右)。全 3 枚
赤羽一嘉国土交通大臣は7月13日に開かれた定例会見で、JR北海道の経営再建などについて、北海道札幌市で意見交換を行なったことについて記者の質問に答えた。

赤羽大臣は7月10日に札幌市へ赴き、JR北海道の経営再建や北海道新幹線の課題などについて、北海道知事や札幌市長、北海道議会、地元経済界代表らと意見交換し、可能な限りの支援を表明。JR北海道社員への激励も行なった。

しかし、この日は中国地方を中心に大雨に見舞われ、JRや私鉄などの公共交通機関に相次いで遅れや運行見合せが発生している状況だった。静岡県熱海市における土石流災害も含めて問題山積の最中に、所管の国土交通大臣がリモートではなく、現地へ赴いたことについて、記者からその理由を問われた。

これに対し、赤羽大臣は「これは以前から予定しておりましたが、コロナ禍の影響によりこれまで何度も先延ばしにしてきましたが、問題の性質上、これ以上先送りすることはできないと判断し、リモートではなくリアルで実施したところです」と述べ、自身が現場第一主義で、現場の声を直接聞くことが重要である点を強調。大雨の状況を把握しながら、重要案件優先で予定を途中で切り上げ帰京したという。

記者からは今後の視察のあり方に対する質問も出たが、これについては緊急事態宣言下ではあるものの、現地かリモートかはケースバイケースで判断し「相手方の知事さんや首長の皆さんから来ないでくれという形があれば、そこは押し切って行くようなことはしません」と述べている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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