JR九州へ並行在来線の維持を求めたい…赤羽国交相が西九州新幹線新鳥栖~武雄温泉間の整備で佐賀県へ歩み寄る

列車名が『かもめ』に決まった西九州新幹線の車両デザイン。
列車名が『かもめ』に決まった西九州新幹線の車両デザイン。全 1 枚

赤羽一嘉国土交通大臣は7月30日に開かれた定例会見で、西九州新幹線新鳥栖~武雄温泉間のフル規格整備問題について記者の質問に答えた。

赤羽大臣は、7月30日付けの西日本新聞朝刊で「フル規格で整備する場合は並行在来線を維持するようにJR九州に対して説得を進める」「佐賀県の財政負担の軽減も図る」と発言。新幹線と在来線を直通するフリーゲージトレインの導入がとん挫したことや、佐賀県が小さな県であることを顧みながら、整備新幹線のスキーム通りに並行在来線を廃止した場合「メリットの割に負担が多いという御意向もあるのではないか」と述べた。

一方で、関西と西九州を新幹線により短時間で結ぶことは、人流、物流両面でメリットが大きいことも理解してもらいたいとして、「懸案と思っていることについては、お互い知恵を出して、解決をして前に進めたい」と述べ、新鳥栖~武雄温泉間のフル規格整備を早期に実現するべく、佐賀県へ歩み寄る姿勢を改めて示した。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ブリッド、高級スウェード調生地採用の新型リクライニングシート「ガイアススリー・レイムス」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る