新連載[カーオーディオ システムアップ AtoZ]スピーカー…コアキシャル・スピーカーとは?

コアキシャル・スピーカーの一例(フォーカル・PC 165 FE)。
コアキシャル・スピーカーの一例(フォーカル・PC 165 FE)。全 1 枚

クルマの中で“良い音”を聴くことに興味を持つドライバー諸氏に向けて、システムアップの道しるべを示すシリーズ連載をスタートさせる。音を良くするためには何が必要なのか、そこのところを1つ1つ掘り下げて解説していく。まずは「スピーカー」について考えていく。

カーオーディオシステムが純正のままである場合、そこからのシステムアップと言えば「スピーカー交換」が選択されるケースが多い。なぜなら、スピーカーは音の出口となる重要パーツだ。ゆえにこの質が、最終的なサウンドクオリティに多大に影響する。なのでそれをより良いものへと交換すれば、音の質をガラリと変えられる、というわけなのだ。

とはいえ市販スピーカーは、価格もタイプもさまざまある。さて、その中から何を選べば良いのだろうか…。

スピーカーの選定にあたっての最初の分かれ道は、「コアキシャル・スピーカー」か「セパレート・スピーカー」か、だ。

なお「コアキシャル」とは“同軸の”という意味を持つ英単語だが、「コアキシャル・スピーカー」とは言葉の意味どおりに、中低音を再生するスピーカーである「ミッドウーファー」の同軸上(中心に)に、高音再生を担当するスピーカーである「ツイーター」が取り付けられたもののことを指す。

対して「セパレート・スピーカー」は、「ツイーター」と「ミッドウーファー」とが別体となっている。

ところで「コアキシャル・スピーカー」はどちらかというと、カジュアルなスピーカーというイメージが色濃い。価格帯的にも手頃なモデルが多く、そして取り付け性が高いことも利点の1つなので、導入の際のコストを抑えられる。交換においてのハードルが比較的に低いのだ。

とはいえ音にこだわった製品もあり、「セパレート・スピーカー」と比べての音的な利点も持ち得ている。お手軽なだけのスピーカーではないのだ。で、音的な利点とは、「音のまとまりが良いこと」だ。高音から低音までが一箇所から放たれるので、サウンドの一体感を出しやすい。

今回はここまでとさせていただく。次回も「コアキシャル・スピーカー」と「セパレート・スピーカー」の違いについての考察をお贈りする。お楽しみに。

システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 01「スピーカー編」その1「コアキシャル・スピーカー」とは?

《太田祥三》

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