ホンダ、早期退職に2000人超の応募、社員のコネで中途採用を強化[新聞ウォッチ]

ホンダ・シビック新型
ホンダ・シビック新型全 2 枚

「老兵は死なずにただ消え去るのみ」という名言もあるが、ベテラン社員がこんなに大量に辞めて大丈夫なのかと、他人事ながら心配になってしまう。

【画像全2枚】

ホンダが55歳以上を対象に、今年4月から実施した早期退職制度に、期間従業員やパートなどを除く約4万人を抱える国内社員の約5%にあたる2000人以上が応募していたという。きょうの読売と日経が「ホンダ早期退職2000人超、世代交代推進、EV・自動運転シフト」(日経)などと、衝撃的なタイトルで報じている。

それによると、早期退職の対象者は55~64歳の正社員で、4月から5月中旬まで募集していたという。ホンダが早期退職を募集したのは10年ぶりだが、応募者には、退職金に最大3年分の賃金を上乗せ支給し、再就職先を探す活動も支援するのが条件のようだった。

今回の早期退職の募集では、人数の目標は設定していなかったそうだが、当初想定の1000人を大幅に上回ったという。日経によると、応募者の半分ほどが60歳未満。すでに7月末から長年勤めた職場を去っていくベテラン社員も少なくないという。

ところで、国内の自動車メーカーのほとんどがあす8月7日から15日までの間、夏季休暇に入る。緊急事態宣言が発令中の首都圏などでは帰省や旅行などの中止を要請しているが、従来、GWとともに夏季休暇中には、職場の同僚以外の知人や友人と接する機会も多くなるとみられている。

そこでホンダでは、この機会をとらえて、全従業員を対象に「HONDAをよく知る皆さんの目で、将来人材発掘を!」というキャッチフレーズの 「社員紹介制度」を呼びかけるなど、全社をあげて人材不足の技術系を中心に中途採用の強化に乗り出しているという。

自動車業界では、販促活動の一環で自社ブラントの車を知人や友人に紹介することはよくあるが、人事部の中途採用の募集に一般の社員がコネを活用して協力するケースも珍しい。

2021年8月6日付

●東京感染5000人超す、全国1万5000人(読売・1面)

●米「新車50%電動化」30年目標、HVは含まず(読売・2面)

●新型「シビック」来月発売、運転支援システム充実(読売・8面)

●ホンダ早期退職2000人応募、次世代車開発世代交代急ぐ(読売・9面)

●東南アジアのコロナ深刻化、日本の製造業続々打撃(朝日・7面)

●メダルかじり抗議4000件、名古屋市長「宝物汚した」(朝日・32面)

●自動車大手7社とも増収、4~6月期コロナ禍から回復(産経・12面)

●NYの自動車ショーコロナ再拡大で中止(産経・12面)

●2週間後の都感染1万人超、1日当たり試算、「高齢者再び増加」モニタリング会議(東京・3面)

●GM、純利益3100億円、4~6月(日経・19面)

《福田俊之》

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