大雨で高速道路21路線が通行止め、鉄道も…西日本大荒れ 8月14日12時30分国交省まとめ

(イメージ)
(イメージ)全 1 枚

令和3年(2021年)8月の大雨で、西日本を中心に道路の通行止め、鉄道の運転見合わせが広がっている。高速道路は8月14日10時30分時点で21路線25区間が通行止めに、鉄道は11時00分時点で22事業者81路線が運転を見合せている。

国交省によると8月14日10時00分時点の気象状況は、前線が西日本から東日本に停滞し、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定となっているという。前線は向こう1週間ていどは本州付近に停滞する見込みで、前線の活動が活発な状態が続くと予想される。
> Up-to-Date
以下、12時30分現在の、国交省による被害状況まとめ。

●道路

高速道路は10時30分時点で21路線25区間が通行止めになっている。

中央自動車道(中津川IC~飯田山本IC)は土砂流入で通行止めに、以下の区間はいずれも雨量基準超過で通行止めになっている。中国道の1か所で、雨量基準超過で通行止め後に土砂流入があった模様。

長崎道(鳥栖JCT~長崎IC)、大分道(日田IC~湯布院IC、鳥栖JCT~杷木IC)、九州道(太宰府IC~益城熊本空港IC、門司IC~古賀IC)、中国道(北房IC~六日市IC、津山IC~院庄IC、美祢西IC~下関IC)、浜田道(千代田JCT~浜田JCT)、広島道(広島北JCT~広島JCT)、東九州道(北九州JCT~豊前IC)、西九州道(武雄JCT~佐世保大塔IC)、山陽道(福山東IC~防府西IC)、東海環状道(瀬戸品野IC~土岐南多治見IC)、広島呉道路(仁保IC~呉IC)、岡山道(岡山総社IC~北房JCT)、東海北陸道(美濃IC~荘川IC)、広島高速1号線(間所IC~広島東IC)、広島高速4号線(中広IC~沼田IC)、安房峠道路(中ノ湯IC~平湯IC)、米子自動車道(久世IC~江府IC)、松江道(三次東JCT・IC~雲南吉田IC)、尾道道(尾道JCT~三次東JCT・IC)、東広島呉道(阿賀IC~高屋JCT)

有料道路は10時30分時点で4路線4区間が通行止めになっている。いずれも雨量基準超過による。通行止めになっている有料道路は、長崎バイパス、ながさき出島道路、川平有料道路、立山有料道路。

直轄国道は同じく10時30分時点で5路線5区間が被災による通行止め。

通行止めになっている直轄国道は、国道57号(長崎県、土砂流入)、国道34号(佐賀県、冠水)、国道19号(岐阜県、路肩崩落)、国道205号(長崎県、法面崩壊)、国道161号(滋賀県、土砂崩れ)。

●バス

バスは10時00分時点で高速バスの56社164路線が運休、5社12路線が一部運休、路線バスの17社37路線が運休、18社27路線が一部運休となっている。

●鉄道

鉄道は11時00分時点で、3カ所で施設被害、2カ所で施設被害を確認中、また22事業者81路線が運転を見合せている。

施設被害は、JR西日本山陽線・河内駅~入野駅間で線路冠水、JR西日本可部線・梅林駅~上八木駅間で線路冠水、JR九州久大線・杉河内駅~北山田駅間の第十玖珠川橋梁で被害の可能性があり確認中、JR九州佐世保線・北方駅~高橋駅間において線路冠水が発生している模様で調査中、西日本鉄道天神大牟田線・朝倉街道駅~紫駅間で土砂流出。
水のエマージェンシー
水深が床面を超えたら危険!---冠水した道路を走行すると発生する不具合
水没した車から脱出!! 正しい手順…ハンマーを用意しておこう
浸水・冠水被害を受けた車両をどうする?---感電事故や車両火災のおそれ

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  2. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  3. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る