グッドイヤー、大型トラックの自動運転技術を共同開発…戦略的提携を締結

グッドイヤーのタイヤを履くPlus社の自動運転テクノロジー搭載大型トラック
グッドイヤーのタイヤを履くPlus社の自動運転テクノロジー搭載大型トラック全 1 枚

グッドイヤー・タイヤ&ラバー・カンパニー(以下、グッドイヤー)は8月23日、大型トラックの自動運転技術を手がけるPlus社との間で、戦略的提携を締結した、と発表した。

Plus社は、米国シリコンバレーに2016年に設立された。AI(人工知能)などのテクノロジーを導入して、長距離トラック輸送向けの自動運転技術を手がけている。長距離輸送トラックを、より安全で効率的で持続可能なものにするために、低コストで高性能な自動運転レベル4技術を開発中。さらに、大手トラックメーカーなどと協力して、天然ガスを搭載した自動運転トラックを含む脱炭素輸送ソリューションの開発を推進している。

Plus社はすでに、運転手が搭乗した状態での自動運転ソリューションの「PlusDrive」を顧客に販売。また、2021年の第3四半期には、PlusDriveを搭載したFAW『J7 L3』トラック(自動運転システムを搭載した最初の車両)の生産を開始する予定だ。

グッドイヤーは、コネクテッドタイヤを含む一連のソリューションサービスの供給により、Plus社の自動運転レベル4を搭載したトラックトレーラーの輸送効率と安全性を向上させるとともに、炭素排出の低減を目指していく。

また、グッドイヤーとPlus社は共同で、グッドイヤーのコネクテッドタイヤからの情報を、Plus社の自動運転システムを通して、燃費効率化を機械学習するオンラインシステムに取り込み、燃費をさらに向上させる研究を行う。

さらに、グッドイヤーのインテリジェントタイヤとPlus社の自動運転システムを統合することで、悪天候や極端な道路状況における車両のトータル性能を向上させることも目指していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. 「バンバン」が復活! スズキは二輪展示でも世界初、日本初が目白押し…ジャパンモビリティショー2025
  4. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  5. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る