宗谷本線歌内駅、自治体管理駅移行から1年足らずで廃止に 2022年3月限り

廃止が決定した歌内駅。大正時代の1923年11月に当時の宗谷線が問寒別(といかんべつ)まで開通した際に「宇戸内(うとない)駅」として開業。1951年7月に現駅名に改称された。1967年には6万1000人の年間乗降客数を記録したと言われているが、2016年にJR北海道が発表した「極端にご利用が少ない駅」の速報値では1日あたりの利用者が1人以下となっていた。2004年5月。
廃止が決定した歌内駅。大正時代の1923年11月に当時の宗谷線が問寒別(といかんべつ)まで開通した際に「宇戸内(うとない)駅」として開業。1951年7月に現駅名に改称された。1967年には6万1000人の年間乗降客数を記録したと言われているが、2016年にJR北海道が発表した「極端にご利用が少ない駅」の速報値では1日あたりの利用者が1人以下となっていた。2004年5月。全 2 枚
北海道中川町はこのほど、宗谷本線歌内(うたない)駅を2022年3月に廃止すると発表した。

これは同町の広報誌「ナカガワ」2021年9月号で明らかにされたもの。宗谷本線内は2021年3月のダイヤ改正で12駅が廃止され、歌内駅を含む17駅は自治体が維持費用を負担する自治体管理駅へ移行していた。

歌内駅は改正後の4月に移行しているが、その後、中川町で廃止した場合の対策を検討した結果、地域の自治会から理解をいただいたとして、議会へ経過を報告。2022年3月のダイヤ改正を機に廃止することが決定されたという。

中川町内の自治体管理駅はほかに佐久(さく)駅もあり、こちらは2022年度も存続するが、町では「今後の利用状況の推移や、周辺市町村で構成する宗谷本線活性化推進協議会の議論なども踏まえ、地域との協議を継続していく考えです」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セナのF1マシンにインスパイア、12台限りのロータス『エミーラ』が公開…IAAモビリティ2025
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  4. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  5. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る