車内のウイルス飛沫感染予防、エアコンの外気導入が効果的か 理化学研究所

車内のウイルス飛沫感染予防、窓開けよりも「エアコンの外気導入」が効果的?…理化学研究所
車内のウイルス飛沫感染予防、窓開けよりも「エアコンの外気導入」が効果的?…理化学研究所全 3 枚
新型コロナウイルスの感染拡大により、不特定多数の人と接触する公共交通機関での移動を避け、クルマでの移動を増やしたという声がよく聞かれるようになった。

確かに、家族以外を乗せるケースは少ないし“密”にはなりにくい。しっかり窓を開けて換気していれば大丈夫!…と思っている読者の皆さんに、この“換気”についての耳寄りな情報をお伝えしたい。  



理化学研究所などの研究チームが発表したデータ(※参考動画参照)によると、 タクシー車内の換気性能の分析・評価を、スーパーコンピュー ター『富岳』で計算したところ、エアコンの換気能力は高く、窓を開けるよりも、むしろエアコンの「外気導入モード」で風量を強める方が効果的であると発表している。

エアコンの「外気導入モード」の風量は、窓を閉め切った車内でも通常モード(最大風量の半分)なら1時間に40回程度 (1.5分に1回)の換気が達成されているため、エアコンで外気を取り入れた上で、マスクを着けることが感染予防では重要だとしている。なお「内気循環モード」では効果がないそうだ。  



コロナ禍の今だからこそ、正しい予防対策をした上で、快適なカーライフを過ごしたいところ。エアコンのボタン一つで出来る 正しい換気対策、ぜひ実践してみよう。




<参考動画>
画像/動画提供:国立研究開発法人理化学研究所 
課題責任者:理化学研究所/神戸大学 坪倉 誠
「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測と対策」

※タクシーにおけるリスク評価と対策については27分43秒~

車内のウイルス飛沫感染予防、窓開けよりも「エアコンの外気導入」が効果的?…理化学研究所

《CAR LIFE編集部@JCR松岡大輔》

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