ミシュランがエアレスタイヤをデモ走行へ、2024年の実用化目指す…IAAモビリティ2021

GMとミシュランが共同開発した次世代エアレスタイヤ『アプティス』のプロトタイプ
GMとミシュランが共同開発した次世代エアレスタイヤ『アプティス』のプロトタイプ全 5 枚

ミシュラン(Michelin)は9月1日、ドイツで9月6日に開幕するIAAモビリティ2021において、エアレスのミシュラン『アプティス』タイヤをEVに装着し、デモ走行を行うと発表した。

写真:ミシュランのエアレスタイヤ『アプティス』

エアレスタイヤは、パンクで損傷するなどして、寿命前に廃棄されるタイヤの数を減らすのが狙い。また、スペアタイヤが不要になるため、スペアタイヤの製造に関連する原材料、エネルギー、排出ガスを削減できる。また、空気を注入しないため、空気圧の過不足という問題も解消される。

ミシュランは、アプティスタイヤをGMと共同開発。両社はまず、シボレー『ボルト EV』などの実験車両にアプティスを装着し、実証実験に取り組んでいる。ミシュランとGMは、アプティスのプロトタイプの研究開発を継続し、早ければ2024年に乗用車向けタイヤを発売する予定だ。

ミシュランは2030年までに、天然ゴムやひまわり油などの40%の持続可能な素材を使用してタイヤを製造し、2050年までに100%持続可能な素材を使用して、タイヤを製造することを目指している。

《森脇稔》

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