タカラトミーの鉄道玩具『プラレール』。電池を使用し電動走行するが、たいていのプラレールユーザーはその電池交換で悩んだことがあるだろう。ところがプラレール62年の歴史で初めて、電池なしで電動走行するプラレールが登場する。
タカラトミーは“手転がし”(=テコロ)で発電・蓄電、その電気で走行するプラレール「電池いらずで出発進行!テコロでチャージ」シリーズ第一弾2種、「E5系新幹線はやぶさ」と「E6系新幹線こまち」を、10月21日から販売する。
車体を床やテーブルの上などで前後に転がして車輪を回転させることで発電する仕組みとなっており、約30秒間チャージすることで約7m(正円に組んだレイアウト約5~6周分)、時間は約30秒ていど、電池を使うことなく電動走行ができる。
プラレールを電動走行させるために必要な電力を、子どもの手の力だけで作りだすためには、効率的な発電機構が必要で、これを独自のシステム(特許出願中)によって開発し、商品化した。前進・後進両方向からの手転がしにより発電・蓄電する。
チャージ方法は車両を手転がしするだけ。車両本体のスイッチをOFFにし、車両をしっかり持って、車輪が回転するように床などに軽く押し付けて前後に転がす。しばらく続けると運転席のLEDが光り始め、徐々に明るくなる。チャージされたエネルギー量は、このLEDの光の強さで確認できる。明るさが変わらなくなったらチャージ完了、スイッチをONにして出発だ。内部の機構が見えるクリアな車体も魅力。
メーカー希望小売価格は4180円(消費税込)。