ヤマハ発動機は、車いす用スポークカバーの新製品「(無題)」と「プール」を9月24日に発売する。両デザインとも福祉実験ユニット「ヘラルボニー」がライセンス契約を結ぶ障がいのあるアーティストの作品を起用している。
ヤマハ発動機は1996年から電動車いすユニットや電動車いすとその関連製品を発売。進化と熟成を重ね、より多くの人に移動の自由を提供することで、社会課題の解決にチャレンジしている。
今回、福祉と社会をアートでつなぎ、「障がい」のイメージの変容を目指したヘラルボニーの取り組みに共感し、人それぞれの個性の色で彩る社会の実現に向けた活動のひとつとして、同社製品にアート作品を採用した。デザインには、佐々木早苗さん(るんびにい美術館・岩手県)の作品「(無題)」と、松本真由美さん(のぞみの家・東京都)の「プール」という作品を起用。オリジナリティあふれるアートスポークカバーにより、「自分らしさを表現したい」「個性を大切にしたい」という車いすユーザーの気持ちに応えていく。
価格はいずれも2万9700円(16インチのみ2万6400円)。
アートスポークカバー「(無題)」