【F1 イタリアGP】予選レースはボッタスがポールトゥウィン…決勝ポールポジションはフェルスタッペン

F1イタリアGP
F1イタリアGP全 10 枚
イタリア・モンツァ・サーキットで11日、F1第14戦イタリアGPの予選レースが行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がポールトゥウィン。しかしボッタスはグリッド降格のため、決勝のポールポジションはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)となる。

イギリスGPで試みられた予選レース(Sprint Qualifying)がイタリアGPでも採用され、決勝レースのスターティンググリッドを決めるため、約100km(18周)の予選レースが行われた。ポールポジションのバルテリ・ボッタス(メルセデス)はスタートを決めたが、2番手スタートのルイス・ハミルトン(メルセデス)が遅れ6位に後退。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は難なく2番手に上がった。

5番手スタートのダニエル・リカルド(マクラーレン)はチームメイトのランド・ノリス(マクラーレン)を抜いて3位に躍進。ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)もリカルドに続いて順位を上げようとしたが、第1シケインで減速したリカルドに軽く追突し、続く高速コーナーでフロントウイングが脱落してしまいコースアウト、リタイヤとなってしまった。

これで1周目からセフティーカーが導入。この時点の順位はトップがボッタス、2位フェルスタッペン、3位リカルド。以下ノリス、ハミルトン、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)のトップ8。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は接触があり、フロントノーズとタイヤを交換して19位に下がっていた。

5周目にリスタートとなったが、その後上位に順位の変動はなく、ボッタスがポールトゥウィン。2位フェルスタッペン、3位リカルドの順でチェッカーを受けた。予選レースにはチャンピオンシップポイントが付くため、ボッタスは3ポイントを獲得。フェルスタッペン2ポイント、リカルド1ポイントが加算され、ランキングトップのフェルスタッペンと2位のハミルトンとの差は5ポイントに広がった。

なおボッタスはパワーユニット交換のため最後尾スタートが決まっているため、決勝レースはフェルスタッペンがポールポジションからスタートする。リカルドが2番手、ノリスが3番手。そしてハミルトンは2列目、4番手からのスタートとなる。

セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)は9番手スタートから一旦10位にポジションを落としたが、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)を抜き去り、ランス・ストロール(アストンマーチン)とのバトルも制して9位でチェッカー。ピットインで19位に落ちた角田はロバート・クビサ(ウィリアムズ)、ミック・シューマッハ(ハース)、ニキータ・マゼピン(ハース)を抜いて16位でチェッカーを受けた。

イタリアGP決勝レースは12日22時(日本時間)にスタートする。

■イタリアGP 予選レース結果
1. バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
3. ダニエル・リカルド(マクラーレン)
4. ランド・ノリス(マクラーレン)
5. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
6. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
7. カルロス・サインツ(フェラーリ)
8. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
9. セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
10. ランス・ストロール(アストンマーチン)
11. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
12. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)
13. エステバン・オコン(アルピーヌ)
14. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
15. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
16. 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
17. ニキータ・マゼピン(ハース)
18. ロバート・クビサ(アルファロメオ)
19. ミック・シューマッハ(ハース)
以上完走

--. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る