バイクのタイヤのグリップが失われたら…不安を少しでも解消

『タイヤの科学とライディングの極意』
『タイヤの科学とライディングの極意』全 1 枚

『タイヤの科学とライディングの極意』
著者:和歌山利宏
発行:グランプリ出版
定価:2200円
ISBN978-4-87687-385-2

タイヤはどのようにして路面にグリップさせれば、安全な走行ができるのか?“ライディング”を科学的に追求しつづける著者による、安全にかつ楽しいライディングのすすめ。

オートバイのコーナリングを見ていると、そこまで倒して大丈夫なのだろうか、ここでタイヤのグリップが失われたらどうなるのだろうと不安に駆られることがある。それはライダーが感じる転倒への不安や恐怖も同様で、結局のところタイヤがグリップして路面にくいついてくれているか、ということにたどり着く。

そこで本書はタイヤやバイクの性質を知り、ライディングを科学的に考えることで、ライディングに関する疑問を解消してゆくことを目指し記されている。

オートバイメーカーでロードバイクの開発テストに、またテストライダーとしてタイヤ開発にも携り、長年にわたりジャーナリストとして活動する著者が、ライディングの秘訣を詳細かつわかりやすく解説。

あくまでも主語は“タイヤ”であるが、そこで得た知識をもとに、グリップ感覚の掴み方やハンドルの手ごたえなど、“実践”に必要なノウハウがちりばめられている。また、それらを踏まえたうえで、ライディングのコツや疑問にわかりやすいイラストを使いながら回答しているので、初心者は体だけでなく頭で覚えることが出来、経験者は自然とやっていたことを改めて知識として得られるので、より安全なライディングが出来るようになるだろう。

なお本書は2003年刊行の同書の新装版である。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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