道の駅---事業者が増えた数少ない業種 2020年

道の駅(イメージ)
道の駅(イメージ)全 3 枚

ナビットは9月17日、商材の「オープン君&てったいちゃん」「法人電話帳データ」より、2020年の「直近3年間で増えた業種、減った業種ランキング」を発表した。 全ての業種を通して事業者の純増が少ない中、「道の駅」が純増している。

ナビットでは電話帳掲載情報を集計し、新規開業事業者リストと撤退事業者リストをそれぞれダウンロードできるサービス「オープン君&てったいちゃん」を提供している。 同じ業種内で、増加した事業者件数から減少した事業者件数を引いたものが純増だ。

2020年の純増した業種ランキングは、直近3年間で全ての業種を通して純増数が少ない点が特徴だ。「医療・薬・保険衛生関連」と「道の駅」のみが純増した。 「医療・薬・保険衛生関連」の純増数は993件、「道の駅」は9件だった。

ナビットでは、「医療・薬・保険衛生関連」の増加は、新型コロナウイルス感染症のまん延防止策として緊急事態宣言が発出され、多くの業種が減少している中、必要に迫られての増加と考える。また「道の駅」については、ドライブ先としても注目が高まっており、さらに国土交通省が防災機能強化として、地震や豪雨時の災害派遣車両の基地、資機材の保管場所に指定するなど、災害復興にも役立つため事業者が増えた、と分析している。

もっとも「道の駅」純増数は9件で、2019年はランク外、2018年は14件で10位だったから、多くの業種がマイナスとなる中での相対的な好調といえる。2020年のランキングでは、「交通・運輸・倉庫関連」と「道路料金所」がマイナス=純減ながらも上位に来ている。

2020年の純減ランキング1位は「居酒屋・スナック・バー」で1万3554件だった。また、増加した件数と減少した件数を足した変動数の多かった業種は「建設・工事業」で2万2906件だった。この変動ランキングでは「医療・薬・保険衛生関連」も「道の駅」もランク外となっていることから、これらの事業者件数の絶対数は多くないことがわかる。

《高木啓》

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