元FCAのマンリーCEO、ステランティス退任へ…PSAとの合併に尽力

ステランティスの南北アメリカ部門のトップ、マイク・マンリー氏
ステランティスの南北アメリカ部門のトップ、マイク・マンリー氏全 2 枚

ステランティス(STELLANTIS)は9月21日、南北アメリカ部門のトップ、マイク・マンリー氏が退任すると発表した。

ステランティスは、PSAグループとFCAが合併して誕生した新会社だ。ステランティスのCEOには、PSAグループのカルロス・タバレス会長が起用された。一方、FCAのマイク・マンリーCEOは、ステランティスの南北アメリカ部門のトップに就任していた。

マイク・マンリー氏は英国出身。2000年、ダイムラークライスラー(当時)に入社し、その後、クライスラーの商品企画担当の副社長に就任した。2009年からは、FCA傘下のジープブランドのトップを務めていた。2018年7月、セルジオ・マルキオンネ前CEOの退任を受けて、FCAのCEOに就任。2020年1月からは、欧州自動車工業会(ACEA)の会長も務めている。

ステランティスの南北アメリカ部門のトップを務めるマイク・マンリー氏が退任する。同氏は今後、米国最大の自動車ディーラー、「AutoNation」のCEOに就任する予定だ。同時に、ステランティス財団の理事として、ステランティスとの関係を維持していく。

ステランティスのカルロス・タバレスCEOは、「競争相手だったマイク・マンリー氏と、ステランティスの設立を通じてパートナー、同僚となれたのは私の特権。合併協議の最初の頃から、ビジョン、信念、コミットメントを共有してきた。ステランティスの業績が好調なのは、過去数年間に構築された強固な基盤があったからだ」と述べている。

《森脇稔》

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