ホンダ インテグラ、まずは中国で復活… シビック 新型と兄弟車に

中国のインテグラは米国のアキュラ版とは別モデル

「カッコ・インテグラ」を彷彿とさせるキャッチコピー

新型シビックセダンとの外観の違いは前後マスクに集中

1.5リットルターボ搭載の可能性

イメージカラーは「ホットイエロー」でMTも用意

ホンダ・インテグラ 新型(中国仕様)
ホンダ・インテグラ 新型(中国仕様)全 11 枚

ホンダの中国部門は9月28日、新型『インテグラ』(Honda Integra)を発表した。

写真:ホンダ・インテグラ 新型(中国仕様)

中国のインテグラは米国のアキュラ版とは別モデル

新型インテグラに関しては、ホンダの高級車ブランドのアキュラが、2022年に米国市場で16年ぶりに復活させると発表済み。5ドアのリフトバックセダンとして登場する予定だ。

これに対して、今回中国で発表された新型インテグラは、新型『シビックセダン』がベースの4ドアセダンだ。中国向けの新型インテグラは、新型シビックセダンをベースに、専用の前後マスクを採用している。

ホンダは中国において、東風汽車との合弁の東風ホンダ、広州汽車との合弁の広汽ホンダの2社を展開している。この2社のうち、新型インテグラは広汽ホンダから発売される。一方、新型シビックセダンは、東風ホンダが取り扱う。また、広汽ホンダのラインナップには『ヴェゼル』があるが、ヴェゼルの東風ホンダ版として、『XR-V』が用意されている。さらに、広汽ホンダの『フィット』に相当するのが、東風ホンダの『ライフ』だ。これらと同様、新型インテグラと新型シビックセダンは、ホンダの中国合弁2社の兄弟車の関係になる。ホンダ・インテグラ 新型(中国仕様)ホンダ・インテグラ 新型(中国仕様)

「カッコ・インテグラ」を彷彿とさせるキャッチコピー

ホンダは、中国市場へのインテグラの導入にあたって、日本で成功を収めたインテグラの歴史を紹介している。日本でスポーティカーが人気を集めた1980年代、インテグラは力強いパフォーマンス、美しいスタイリング、そして前衛的な個性を兼ね備え、若者たちが憧れる高性能な「ドリームカー」になったという。日本の自動車業界で、伝説的な「パフォーマンスキング」、とインテグラを紹介している。

また、新型インテグラの中国でのキャッチコピーは、「スタイル・インテグラ」だ。これは、日本で1989年に2代目インテグラが発表された時、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でブレイク中のマイケル・J・フォックスを起用したテレビCMでのフレーズ、「カッコ・インテグラ」を彷彿とさせる。

新型シビックセダンとの外観の違いは前後マスクに集約

新型インテグラと新型シビックセダンの外観の違いは、前後マスクに集中している。フロントグリルは、インテグラはハニカムメッシュパターンで、シビックセダンの横基調に対して、スポーティさが強調された。フロントバンパーは、『シビック』が3分割デザインで、両サイドにフォグランプが配された。一方、インテグラは、バンパー中央のみに開口部を備えており、バンパーにフォグランプは装備されていない。ホンダ・インテグラ 新型(中国仕様)ホンダ・インテグラ 新型(中国仕様)

リアは、バンパーのデザインが両車で異なる。インテグラはディフューザー風デザインで、エグゾーストパイプは左右2本出し。シビックにはディフューザーはなく、エグゾーストパイプは1本出し。テールランプはインテグラのほうが、シビックよりもトランクリッドに回り込んだ部分がスリムになっている。

真横から見た場合、両車のキャビンやドアのデザインは共通。新型シビックセダンの特長的なリアクォーターウインドウの形状が、新型インテグラにも受け継がれている。

1.5リットルターボ搭載の可能性

パワートレインについては、現時点では発表されていない。ただし、リアスタイルの写真には、「240ターボ」のエンブレムが確認できる。240ターボは、最大トルク240Nmを発生する1.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを意味している可能性が高い。

この1.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、新型シビックセダンの北米仕様の場合、最大出力180hp/6000rpmを引き出す。従来型に対して、パワーは6hp向上している。ホンダ・インテグラ 新型(中国仕様)ホンダ・インテグラ 新型(中国仕様)

ターボの配管の効率化や「VTEC」の排気バルブ側への追加など、複数の改良によって、燃費性能の向上が図られた。この1.5リットルターボエンジンに組み合わせるCVTは、トルクコンバーターの性能を引き上げるとともに、「ステップシフト」プログラムを改良している。

イメージカラーは「ホットイエロー」でMTも用意

新型インテグラは、中国ではスポーティなミッドサイズセダンに位置づけられる。イメージカラーとして、燃えるような黄色の「ホットイエロー」と「エメラルドブルー」の2色を選んだ。ホットイエローは活力と自由な精神を表し、エメラルドブルーは優雅さを表現したという。ホットイエローは、ダイナミックで前衛的な動きを示し、エメラルドブルーは、静的で深いオーラを醸し出すことを狙う。

新型インテグラには、マニュアルトランスミッションが用意される。パフォーマンスに対する顧客のニーズを満たすために、マニュアルトランスミッション仕様を特別に発売する、としている。

《森脇稔》

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