ローカル5Gを活用して建設車両を遠隔操縦

システム概要
システム概要全 5 枚

西松建設は、国内で初となる、トンネル坑内でローカル5Gを使用したホイールローダの遠隔操縦を試行した。10月8日に発表した。今回の試行を足掛かりにトンネル工事の無人施工の実現に向けて取り組みを加速する。

同社はカナモト、浅草ギ研、ジオマシンエンジニアリングと共同で山岳トンネル掘削時のずり運搬に使用されるホイールローダをローカル5G通信を使って遠隔操縦するシステムを開発した。ローカル5Gを使用するホイールローダ遠隔操作システムは遠隔操作システム、映像・制御信号通信システム、安全走行管理システムで構成する。

システムの試行は国道5号仁木町外・新稲穂トンネル工事で、ホイールローダによる坑内走行、掘削ずりの運搬やクラッシャーへの投入といった実施工と同様の作業を遠隔操作で実施した。

実証実験の結果、運転操作に大きく影響するような映像伝送遅延や通信上の不具合は発生せず、狭隘な坑内でも有人運転に近い時速20km/h程度の高速走行や掘削ずりの積み込み、クラッシャー投入時の微妙なバケット操作を遠隔で実施することができたとしている。

遠隔操作システム(遠隔運転制御装置)遠隔操作システム(遠隔運転制御装置)

開発したシステムは今後、現場試行を継続しながら改良してシステムの早期実用化を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  2. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  3. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  4. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  5. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  8. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  9. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  10. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
ランキングをもっと見る