岸田首相のリニア推進指示に静岡県知事が反発…斉藤国交相「県民の意思をないがしろにすることはあり得ない」

リニアモーターカー(山梨県の試験施設)
リニアモーターカー(山梨県の試験施設)全 1 枚

斉藤鉄夫国土交通大臣は10月8日に開かれた定例会見で、リニア中央新幹線の静岡工区問題について記者の質問に答えた。

10月6日に開かれた川勝平太静岡県知事の会見によると、有識者会議の中間報告素案では、地元から求められている大井川の全量戻しについて、トンネル掘削時に流出する水を戻す方法ではなく、掘削後に水をプールに貯め、そこから数十年かけて戻す方法が提案されているという。

これについて川勝知事は「到底、承服できない」と反発。10月5日に行なわれた斉藤大臣の就任会見で、岸田文雄首相から「リニア中央新幹線をはじめとした高速鉄道、高速道路などの地方を結ぶインフラ整備が、経済圏の統合を促し、豊かな田園都市国家を支えることに留意しながら、道路・鉄道のミッシングリンクの解消、港湾などの交通網の整備に取り組むこと」として、リニア建設推進を指示されたと採れる発言があったことについて「県民の意思をないがしろにしていると思われて当然だ」と述べ、不快感を示していた。

これに対して斉藤大臣は「県民の意思をないがしろにして工事を進めることはあり得ない」と述べ、あくまで地元の理解を得られるように国交省としても真摯に丁寧に対応するとして理解を求めた。

また、川勝知事が静岡工区の南アルプストンネル工事をJR東海へ中止するよう求めていることについてどう考えているのかという質問に対しては「川勝知事の要請は、時間的に、知事の要請があって私の発言があったのではなく、私が発言したときは要請について存じ上げていませんでした」とした上で、要請を踏まえて、国交省として検討していきたいと述べた。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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