【スズキ ワゴンRスマイル 新型試乗】生活圏内でリアルに試してわかった「ちょうどよさ」…島崎七生人

スズキ ワゴンRスマイル HYBRID X・FF
スズキ ワゴンRスマイル HYBRID X・FF全 21 枚

帯が『スペーシア』でタスキが『ワゴンR』だとすると、その中間に位置するのが『ワゴンRスマイル』だ。だとすると、短くも長過ぎもしない、ちょうどいい頃合いの軽自動車ということになる。

【画像全21枚】

腰下の適度な包まれ感は独特

スズキ ワゴンRスマイル HYBRID X・FFスズキ ワゴンRスマイル HYBRID X・FF
今回は我が家の愛犬を乗せたり、いつものスーパーに買い物に出かけてみたりと、生活圏内でのリアルに試乗してみた。すると、乗り始めてスグに馴染めた。

どちらかといえば我が家は、軽スーパーハイト系もミニバンも必要に迫られてはいないが、『スペーシア』より80mm低い室内高でもまだ十分な余裕を感じるし、『ワゴンR』より70mm高い前席ヒップポイントは乗降性はスムースだし、運転視界も広々としている。その上でチョップドルーフ風だったかつてのホンダ『N-BOX/(スラッシュ)』(あのクルマの個性もそれはそれで楽しかった)ほどの圧迫感はないが、腰下(窓から下の部分)の適度な包まれ感=安心感のある室内空間は独特だ。

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後席左右が大きくスライドさせられ、左右個別にワンタッチでダブルフォールドさせられる便利さも改めて実感した。フラット状態のことをカタログでは“ほぼフラット”と謳っているのが微笑ましい(!?)が、事実上ほとんど水平にフラットと見做していい。後席の背もたれは細かいノッチでリクライニングも使える。

江戸っ子タイプも嬉しいスライドドアの使い勝手

シフトレバーのセレクトボタン、ドアオープナー、空調スイッチなど、頻繁に操作するところにシットリとした触感が得られるメッキが使われているのも、上質感が実感できていい。それと“セーフティプラスパッケージ装着車”のカラーのマルチインフォメーションディスプレイのクールなグラフィックは見やすく好感がもてる。

スズキ ワゴンRスマイル HYBRID X・FFスズキ ワゴンRスマイル HYBRID X・FF
また試乗車に装着されていた大型9インチ画面の表示内容の見やすさ、わかりやすさも逃せない。クルマを始動させるとまず3Dビューでクルマのまわりを見せてくれるのも安心で、この映像と直視でまわりの安全を確認してからクルマをスタートさせる……そんな間合いを習慣づけて乗りたい。狭い道を低速走行中に、クルマの左側方と前方を映像でも見せてくれる“すれ違い支援機能”も安心だ。

スライドドアは、後席に荷物を置いて前席にサッと移れるところがやはり便利で、“スマイル”の場合はサイドシル(=リヤステップ)が345mmと低いところも嬉しい。任意の開閉位置でドアのスライドをストップさせられたり、閉めながらドアロックの予約ができる機能は江戸っ子タイプ(!?)のユーザーには重宝に違いない。電動スライドドアはレバーを引かなくてもボタンを押すことで開閉可能なところも使い勝手がいい。

パワー感よりも穏やかな加減速

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動力性能はNAエンジンということもあり、パワー感よりも穏やかな加減速を身上とする。ただしアイドリングストップからの復帰がクランキングの音やショックなしで、モーターでスッと実行されるのはやはり快適。うたた寝中だった愛犬ハルも、安眠妨害されずに済んでいた様子だった。

全方位的に触れておくと、今回の試乗車はセーフティプラスパッケージ&全方位モニター付きメモリーナビゲーション装着車(+23万1000円)だったが、全車速追従機能付きのACC(アダプティブクルーズコントロール)や、意図的に試して効果が確認できた車線逸脱警報機能、先行者発進お知らせ機能などは、いずれも心強い安全支援機能であることも、今回の試乗中、折々の場面で確認できた。

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■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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