コロナ時代の高速バス、会社が連携して「あんしん」アピール

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高速バス運行バス事業者で組織する高速バス安心推進コンソーシアムは10月15日から「みんなで作るあんしん高速バス強化ウイーク」を実施する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で落ち込んでいる高速バスの需要を喚起する。

コンソーシアムには、ウィラーエクスプレス、名鉄バス、西日本鉄道など、高速バスを運行する事業者が参画する。

コンソーシアムは今年8月に乗客にアンケートを実施した結果、乗客同士で心がけるべき対策について約9割が「大声での会話を控えること」「マスクの着用」と回答。このアンケート結果をもとに、感謝の気持ちと引き続きの協力を要請するチラシと不織布マスクを配布し、安心な移動サービスの提供を目指す。

キャンペーンには31事業者が参加し、各社のバスターミナルや高速バス車内で、チラシと不織布マスクを配布する。期間は10月15日から10月21日まで。

コンソーシアムは高速バスを運行する全国のバス事業者64社がコロナ禍における高速バスに対する安心を醸成することを目的に2020年9月に創設した。高速バス利用客に安心なサービスを提供することで、高速バス需要の回復につなげる。

緊急事態の解除とともに高速バスの利用者は戻ってきている。たとえばテーマパークの入場制限解除などは好材料だ。コンソーシアム事務局を務める楽天トラベル(楽天グループ株式会社、トラベル&モビリティ事業、モビリティ事業部、バスグループ)の佐藤修マネージャーは「これからの季節、温泉旅行などの需要に期待したい」と語る。

また、ワクチン接種済みの人向けの企画は、コンソーシアムとしては考えていない。輸送機関として誰でも運びたいとする。いっぽうで佐藤マネージャーは「今まで我慢して、旅行していない人がいる。そういうが旅行にでかけるきっかけとなるキャンペーンを展開して、後押ししたい。コンソーシアムで情報交換したい」と述べた。

《高木啓》

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