トヨタ ハイランダー、RAV4 の兄貴分に2022年型…ハイブリッド専用の新グレード登場

内外装にブロンズカラーのアクセント

2.5リットルエンジン+2モーターのハイブリッド

日常的な運転習慣や交通状況を分析して燃費向上を支援

トヨタ・ハイランダー の2022年モデルの「ブロンズエディション」
トヨタ・ハイランダー の2022年モデルの「ブロンズエディション」全 10 枚

トヨタ自動車の米国部門は10月13日、中型SUVの『ハイランダー』(Toyota Highlander)の2022年モデルを発表した。ハイブリッド専用の「ブロンズエディション」が新登場している。

初代ハイランダーは、2000年に発売。日本では『クルーガー』を名乗っていた。2代目は、2007年2月のシカゴモーターショー2007で発表された。日本ではクルーガーの後継車として、『ヴァンガード』がデビューしたため、2代目ハイランダーは北米専用SUVとなった。その後、中国市場などでも発売されている。

3代目ハイランダーは2013年春、ニューヨークモーターショー2013で発表。初代、2代目と同じく、『カムリ』のプラットフォームをベースにしていた。現行ハイランダーは4世代目モデルで、2019年春、ニューヨークモーターショー2019で発表された。米国では、『RAV4』の上に位置するSUVとなる。

内外装にブロンズカラーのアクセント

2022年モデルには、ハイブリッド専用のブロンズエディションが新たに設定された。ボディカラーには、専用色のセメントをはじめ、2022年モデル全車の新色のウィンドチルパール、ミッドナイトブラックメタリックの3色が用意された。

エクステリアとインテリアには、ブロンズカラーのアクセントが配される。18インチのブロンズホイール、ブロンズのインテリアステッチ、イルミネーションブロンズのドアシル、ミッドセンチュリーの「SofTex」シート、ファブリックインサートとブロンズステッチが装備された。

また、特別なブロンズロゴが刺繍されたフロアマットとカーゴマットも付く。ソフトタッチの素材と、ドアトリムからインストルメントパネルまで続くステッチも特長だ。この他、ハンズフリーパワーリフトゲート、雨滴感知ワイパー、デジタルバックミラー、1500Wの電源コンセント、ハイランダーのロゴ入りパドルランプ、インダッシュのアンビエント照明、運転席メモリー付き10ウェイパワーシートが装備されている。

2.5リットルエンジン+2モーターのハイブリッド

パワートレインは、ハイブリッドのみとした。2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジン+2モーターのハイブリッドシステムを搭載する。アクセル踏み込み時のレスポンスの良さや、よりスムースな加速特性を追求している。

エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、243hpのパワーを発揮する。スイッチ操作によって、ECO、NORMAL、SPORTの走行モードが選択できる。

また、AWDシステムは、リアアクスルの電気モーターが走行状況に応じて、後輪に駆動力を伝達する。リアアクスルの電気モーターは、独立して作動する。加速時などには、後輪により多くの駆動力を配分し、発進時の前輪のスリップを抑えることができる。このシステムは、アンダーステアを減らすことで、コーナリング性能を高めるのにも役立つ。 オフロードでは、増加した後輪トルクが、滑りやすい路面などでの走行を支援する。

日常的な運転習慣や交通状況を分析して燃費向上を支援

「Predictive Efficient Drive(PED)」は、ドライバーの日常的な運転習慣と道路や交通状況を分析し、ハイブリッドシステムのバッテリーをより効率的に使用したり、充電したりする。

車両を運転すればするほど、より多くのデータが蓄積され、実用燃費の向上に貢献する。都市部の渋滞やワインディングロードなど、多くの走行データを分析して、運転時にドライバーが自然に感じる制御を行い、より効率的な走行を可能にした、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  4. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る