日産『キャラバン』のガソリン車がビッグマイナー、アウトドア需要増で個人向け装備充実

日産 キャラバン GRAND プレミアムGX
日産 キャラバン GRAND プレミアムGX全 33 枚

日産自動車は20日、小型キャブオーバーバン『キャラバン』のガソリン車をマイナーチェンジし、販売を開始した。アウトドア需要の高まりを受け、プライベートユーザー向けに装備を充実させた。また、今回のマイナーチェンジでガソリン車のみ車名を「NV350キャラバン」から「キャラバン」へと変更する。

【画像全33枚】

キャラバンの属する小型キャブオーバーバン市場は年間約10万台の市場。日産は今後も安定して推移すると見ており、キャラバンをテコ入れすることで王者トヨタ『ハイエース』に対抗し販売増をめざす。コロナ禍によるパーソナルなレジャー、アウトドア需要を受けて上級グレードの販売が伸びており、これを強化するのがねらいだ。従来型のNV350キャラバンは2012年に登場しており、およそ9年ぶりのビッグマイナーチェンジとなる。

今回のマイナーチェンジはガソリン車のみで、ディーゼル車について日産は「鋭意開発中」と説明。発売時期は未定。ディーゼル車については車名も従来通り「NV350キャラバン」のままガソリン車の「キャラバン」と併売することになる。

エクステリアデザインを乗用車ライクに

日産 キャラバン GRAND プレミアムGX日産 キャラバン GRAND プレミアムGX
プライベートユーザーの感度が高い、デザインをより乗用車ライクに刷新。エクステリアはフロントグリルとフロントバンパーを新造形とし、より力強いデザインとした。ロゴも新デザインへと変更されている。

ボディカラーは、雪原を想起させる「ピュアホワイトパール」、漆黒の夜空をイメージしたという「ミッドナイトブラック」、アウトドアシーンで存在感が光る「ステルスグレー」の3色を追加。全8色のラインアップとした。

また特別塗装色には新開発の特殊高弾性樹脂を配合し、日常使用で生じるスリ傷を自動である程度修復できる「スクラッチシールド」を採用している。

ブラック基調で上質なインテリア

日産 キャラバン GRAND プレミアムGX日産 キャラバン GRAND プレミアムGX
インテリアは、従来のグレー内装をブラック基調にあらため、質感を高めた。運転席には視認性、操作性を向上した5インチTFTディスプレイ付きの新型ファインビジョンメーターを採用。またステアリングは新形状のD型ステアリングとしたほか、シートトリムの生地を刷新した。

「ゼログラビティシート」として話題となった、日産の乗用車に採用されている「スパイナルサポート機能付きシート」を全車標準装備化。自然な姿勢である中立姿勢をキープすることで長時間のドライブでの疲労を軽減させる。

シート表皮にはウイルスや菌の増加を抑制する抗菌加工を施したシートバックとクッションを、全グレードの全シートに採用。またステアリングのグリップにも抗菌加工の素材をしている。

日産 キャラバン GRAND プレミアムGX日産 キャラバン GRAND プレミアムGX

トランスミッションを7速AT化

従来の5速ATから7速ATへと多段化し、エンジンの制御を最適化したことで、動力性能、燃費性能を向上。高速走行時のエンジン回転数を下げることで静粛性もアップしている。燃費性能は2リットルモデルで5%改善しJC08モード燃費が10.5km/リットルに、2.5リットルモデルで3%改善し同9.4km/リットルとなった。

マニュアルトランスミッションは廃止となっている。

先進安全装備を充実

日産 キャラバンのインテリジェント エマージェンシーブレーキ日産 キャラバンのインテリジェント エマージェンシーブレーキ
今回マイナーチェンジしたガソリン車は、全車が「サポカーS<ワイド>」の対象となり、安全性能を向上。「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」にはより遠方の対象物を検知することが可能なフロントカメラを採用。ミリ波レーダーも組み合わせることで歩行者の検知も可能としている。

このほか「踏み間違い衝突防止アシスト」「LDW(車線逸脱警報)」「標識検知機能」「インテリジェントDA(ふらつき警報)」「ハイビームアシスト」なども新たに全車標準装備化。「EX」グレード以上では夜間などでの視認性に優れる「インテリジェントルームミラー」を標準装備するほか、「インテリジェント アラウンドモニター」の機能性を向上させた。

プライベートユーザー向け最上級グレードも

日産 キャラバン(バン EX 2WD ロングボディ)ステルスグレー日産 キャラバン(バン EX 2WD ロングボディ)ステルスグレー
グレード構成も見直されている。プライベートユーザー向けの最上級グレード「GRAND プレミアムGX」をバンに新設定。従来型の「DX EXパッケージ」の装備を強化した「EX」グレードを設定している。

同時に「VX」グレード、マイクロバス「DX」グレードを廃止した。

また、2.5リットルガソリンのワゴンとバンの一部(標準幅、ハイルーフ)、チェアキャブに4WDを追加した。

価格は、基本となる「バン・2WD・ロングボディ・標準幅・標準ルーフ」の3名乗車モデルが241万2300円から。今回のマイナーチェンジの目玉である上級グレードの「プレミアムGX」が302万3900円から、最上級グレードの「GRAND プレミアムGX」が319万2200円からとなっている。

日産 キャラバン(GRAND プレミアムGX プロスタイル 2WD)日産 キャラバン(GRAND プレミアムGX プロスタイル 2WD)
さらに特別仕様車「キャラバンPROSTYLE」も設定。15インチの専用アルミホイールやリアスポイラー、防水シートなどを採用したこだわりの仕様で「プロスタイル プレミアムGX」が311万7400円から。

《宮崎壮人》

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