水素関連市場は2035年度に4.7兆円…FCV関連や発電の需要増加で 富士経済が予測

水素ステーションの例(ドイツ)
水素ステーションの例(ドイツ)全 2 枚
富士経済は10月19日、国内の水素関連市場の調査結果「2021年版水素利用市場の将来展望」を発表した。

それによると2021年度の水素関連市場は、前年度比4.6%増の183億円を見込む。水素ステーションと燃料電池車(FCV)モビリティが大半を占めている。市場予測では今後、水素発電市場が急拡大するなどして2035年度に4兆7013億円と、2020年度比269倍に成長することを予想する。

このうち、水素燃料市場のFCV向けが2021年度の7億円の見込みが、FCVの増加で2035年度には455億円に成長すると予測する。2021年度に5億円を見込むFCバス向けは2035年度に42億円になると予想する。

車載用燃料電池スタックは2021年度が前年度度比64.3%増の46億円を見込むが2035年度には1167億円と予想する。中長期的には、8kWや24kW、50kWなど燃料電池モジュールの定格出力の種類が増えることから、複数の燃料電池スタックを搭載するFCトラックや燃料電池フォークリフトなど、乗用車以外のモビリティでの需要も増加すると予想する。
EVとPHEV、ちがいとメリットとは? プラグインハイブリッド車(PHEV)も電気自動車(EV)と同じく、日常的には電気だけで走行できる。モーターのみの走行を……

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  2. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  3. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
  4. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
  5. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る