ノスタルジックな「おとぎ電車」のデザイン…西武園ゆうえんち駅で「チャバコ」を発売

おとぎ電車
おとぎ電車全 4 枚

タバコの自動販売機からお茶? 西武ホールディングスは11月2日より、西武鉄道山口線西武園ゆうえんち駅において、『Chabacco』(チャバコ)の販売を開始する。パッケージにかつて多摩湖の畔を走った「おとぎ電車」をデザインした。

Chabaccoは、タバコを模した箱に狭山茶の粉末スティックを入れた商品で、使用されなくなったタバコの自動販売機を再活用する。パッケージデザインがタバコのパッケージを連想させ、同時に沿線の魅力をアピールするものになっている。西武鉄道では9月1日に所沢駅と本川越駅で販売を開始し、これまでに9000個を販売して好評だという。

西武園ゆうえんち駅での販売は西武線沿線で3か所目。商品パッケージには、山口線の前身で1950年から1984年まで多摩湖畔を走っていた、おとぎ電車をデザインした。「西武園ゆうえんち」のリニューアルコンセプト「心あたたまる幸福感に包まれる世界」をデザインのベースとして、おとぎ電車が当時の遊戯物のひとつであり、今ではノスタルジックな記憶となっていることからモチーフに採用した。パッケージは2種類が用意された。

おとぎ電車は1950年に、蓄電池機関車と客車を使い、多摩湖ホテル前~上堰堤駅間で運行を開始した。後にユネスコ村駅まで延伸、1952年には遊戯物から地方鉄道に転換し、路線名称を山口線に変更した。蒸気機関車が走っていたこともある。その後新交通システムとしてリニューアルされ、現在は「レオライナー」の愛称で多摩湖~西武球場前駅間を運行している。

おとぎ電車おとぎ電車

Chabaccoは、「ロス」だと思われていたものを価値に変える、西武ホールディングス「LOSS TO VALUE」プロジェクトの一つだ。近年、喫煙者の減少にともない自動販売機も減少しており、2019年には約2万台の自動販売機が廃棄されたそうだ。Chabaccoは2020年12月10日より、同グループ伊豆箱根鉄道の3駅(三島駅、伊豆長岡駅、修善寺駅)で発売、その後西武線沿線でも販売を開始した。

西武園ゆうえんち駅でのChabaccoの販売
●販売開始日時:11月2日(火)12時00分
●販売場所 :山口線西武園ゆうえんち駅改札外
●価格:1箱600円(消費税税込み)、1箱に8本の粉末茶スティック内包

西武園ゆうえんち駅で販売するチャバコ西武園ゆうえんち駅で販売するチャバコ

《高木啓》

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