アウディ(Audi)は10月29日、2021年1~9月期の決算を発表した。
同社の発表によると、ランボルギーニなどを含めたグループ全体の売上高は、403億7500万ユーロ(約5兆3430億円)だった。前年同期の332億6400万ユーロに対して、21.4%増と3年ぶりのプラスとなった。
また、1~9月期の営業利益は、38億5200ユーロ(約5100億円)だった。前年同期の1億1400万ユーロから、約33倍の増益を達成している。
前年同期は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大が、業績に大きな影響を与えた。しかし、2021年上半期(1~6月)はこの影響がなくなり、利益を押し上げた。
アウディの財務担当、ユルゲン・リッターズバーガー取締役は、「第3四半期(7~9月)には、半導体不足が影響を及ぼした。しかし、アウディの強みを発揮し、成果を残すことに成功した」と述べている。