ホンダ シビックSi 新型、小型スポーツセダンの新基準を標榜…年内米国発売へ

アグレッシブなフロントバンパー

新しい7インチのカラーメーターディスプレイ

1.5リットル「VTECターボ」は最大出力200hp

タイプRのレブマッチングシステム

ホンダ・シビック Si 新型
ホンダ・シビック Si 新型全 11 枚

ホンダの米国部門は11月2日、新型『シビックSi』(Honda Civic Si)を2021年内に米国市場で発売すると発表した。現地ベース価格は、2万7300ドル(約311万円)。スポーツコンパクトセダンの新基準を打ち立てる、としている。

アグレッシブなフロントバンパー

エクステリアには、高性能グレードらしく、よりアグレッシブなフロントバンパーを装備した。リアバンパーには、2つの大きな楕円形のエキゾーストチップが組み込まれる。

フロントスポイラーとトランクリッドのグロスブラック仕上げのリアスポイラーがダウンフォースを高め、高速安定性を向上させる。ドアミラーとウィンドウサラウンドには、グロスブラックトリムが備わる。LEDヘッドライトとテールライトを標準装備した。

標準の18インチの10本スポークアルミホイールは、専用のマットブラック仕上げ。ボディカラーは専用のブレイジングオレンジパールが選択できる。ホンダ・シビック Si 新型ホンダ・シビック Si 新型

新しい7インチのカラーメーターディスプレイ

インテリアは、ドライバー重視のデザインとした。専用のボディスタビライザースポーツシートは、ヘッドレスト一体設計。サポート性も追求されている。

ドア、ステアリングホイール、センターアームレスト、シフトブーツ、シフトノブ、スポーツペダルには、赤いコントラストステッチが施される。専用の赤いトリムが、メタルハニカムダッシュパネルに添えられた。

新しい7インチのカラーメーターディスプレイは、左側にデジタルタコメーター、中央にマルチインフォメーションディスプレイ、右側にスピードメーターをレイアウトした。 9インチのHDカラータッチスクリーン、ワイヤレスのApple「CarPlay」、グーグル「AndroidAuto」、12スピーカーのBose製プレミアムサウンドシステムを標準装備している。ホンダ・シビック Si 新型ホンダ・シビック Si 新型

1.5リットル「VTECターボ」は最大出力200hp

1.5リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」エンジンを搭載する。最大出力は200hp/6000rpm、最大トルクは26.5kgm/1800~5000rpmを引き出す。ベースエンジンに対して、最大出力は20hp、最大トルクは2kgm向上している。

このエンジンは、従来型よりも幅広いパワーカーブを備えている。最大トルクの発生回転数は、従来よりも300rpm低くなり、タイトなコーナーからの立ち上がりが速くなっているという。またこのエンジンは、最大出力を発生する6000rpmとレッドラインの6500rpmの間で、より多くの出力を維持するようにチューニングされている。

新型シビックSiには、「ツーリング」グレードと比較して、排気流を27%増加させる新開発のデュアルコイルサイレンサー排気システムを装備した。また、キャビン内のエンジンの自然な排気音を実現するために、より幅広いエンジン回転域で高品質のサウンドを生み出す最新のアクティブサウンドコントロールシステムを導入している。ホンダ・シビック Si 新型ホンダ・シビック Si 新型

タイプRのレブマッチングシステム

新設計のシングルマスフライホイールは、従来型で使用されていたデュアルマスユニットよりも26%軽量だ。フライホイールの慣性が30%減少することで、1.5リットルターボエンジンはよりスポーティな運転体験を実現すると同時に、運転性も向上する、と自負する。加速時のトラクションを最大化するために、パワーはヘリカルLSDを介して前輪に送られる。

新型シビックSiの6速MTは、シフトフィールが改善された。『シビックタイプR』と同様の剛性の高いシフトレバー取り付けブラケットと、新開発のアルミ製シフトノブが、フィーリングの向上に貢献しているという。

また、シビックタイプRのレブマッチングシステムを搭載する。シビックタイプRのスポーツモード時と同じ430ミリ秒の応答時間で、ダウンシフトを検出してブリッピングを行い、エンジン回転数を一致させる、としている。

《森脇稔》

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