「トヨタ中興の祖」豊田英二氏ら4名が日本自動車殿堂入り

豊田英二氏
豊田英二氏全 4 枚

日本自動車殿堂は11月8日、2021年の殿堂入りとして、豊田英二氏、森美樹氏、長山泰久氏、井巻久一氏の4名を発表した。

殿堂者は、1)技術分野:日本独自の自動車技術開発に尽力した人、2)産業分野:日本の自動車および日本自動車産業の基盤を開拓した人、3)学術分野:日本の自動車工学・学術に貢献した人、4)社会分野:日本の自動車社会の発展に貢献した人という4つの基準の分野から選定される。

豊田英二氏は日本の自動車産業の黎明期からトヨタ自動車の経営に携わり、純国産車の開発や生産体制を確立し経営基盤を強固なものにするとともに、世界に冠たる日本の自動車産業の発展に貢献した。

森美樹氏は弁護士として交通事故などの訴訟と被害者救済に精力的に取り組むとともに、モータリゼーションの進展に伴う負の側面に焦点を当て、その解決策の提言に主導的役割を果たした。

長山泰久氏は日本で初めて交通心理学を体系化し、独自の研究領域として確立するとともに、運転者教育をはじめとした交通教育と教育訓練の普及を先導した。

井巻久一氏はマツダの代表取締役社長として業績の回復とフォードからの独立を主導し、その後もブランド戦略を推進、技術開発の長期ビジョンの策定を行うとともに人材育成にも取り組んだ。

《纐纈敏也@DAYS》

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